母子手帳はいつもらえる?届け出に必要なものやおすすめの使い方

母子手帳はいつもらえる?届け出に必要なものやおすすめの使い方

妊娠中の健康状態や生まれた赤ちゃんの成長などを記録する母子手帳。ママになる象徴のような存在ですが、妊娠してすぐにもらえるわけではないことは、知らないとびっくりするかもしれません。

この記事では、母子手帳はいつどこでもらえるのか、もらうために必要なものやおすすめの使い方を紹介します。

母子手帳とは

母子手帳は正式名称を「母子健康手帳」といい、妊娠した女性が妊娠したことを役所に届け出ることで交付されるものです。

そもそも、母子手帳の制度ができたのは昭和17(1942)年のこと。当初は「妊産婦手帳」という名称で、妊産婦の健康管理のためのものでした。戦時中から戦後の混乱期に、妊娠や育児に必要な物資を配給してもらうときにも使われていたようです。

昭和23年には小児の健康管理にも対象を広げた、現代に通じる形の「母子手帳」制度がスタート。昭和40年に母子健康手帳と名称が変更されました。

母子手帳はいつもらえる?

妊娠がわかってすぐにもらえるわけではない母子手帳。一体いつもらえるのか、あらかじめ心づもりできていれば安心ですよね。

妊娠5~6週目が目安

母子手帳は、産婦人科で診察を受け、妊娠が確定した後にもらえるという考え方が一般的です。目安としては、妊娠5~6週目頃になり、赤ちゃんの心拍が確認できるようになる時期に母子手帳がもらえることが多いようです。

というのも、母子手帳をもらう時期は、はっきりと「この日!」と決まっているわけではありません。通院している医療機関の考え方により、妊娠5~6週目でもらえる場合や、妊娠8週目を過ぎてからようやくもらえる場合など、ばらつきがあります。

妊娠が確定しても、流産の危険性が少なくなる時期になってから母子手帳をもらったほうがよいと考える医療機関もあるためです。

母子手帳を申請するには、通院している医療機関から妊娠届(妊娠届出書)を出してもらう必要があります。なかなか妊娠届を出してくれず、気になってしかたがないという場合は、病院でいつ頃もらえるのかを尋ねてみてもいいでしょう。

ちなみに、厚生労働省の「平成30年度地域保健・健康増進事業報告の概要」によれば、平成30年度に妊娠届を出した人のうち、93.3%の妊婦さんが妊娠11週までに妊娠届を役所に提出しています。

母子手帳はどこでもらえる?

次に、母子手帳をもらう場所や、申請に必要なものを紹介します。

役所や保健センターで申請する

母子手帳は、産婦人科などの医療機関でもらえるものではありません。医療機関で発行してもらった妊娠届を持って、住民票のある自治体の役所窓口や保健センターに申請すると交付されます。

交付場所は自治体によって異なるため、妊娠がわかった段階で、自治体のHPを見て調べておくと安心。里帰りなどをしていて住民票のある場所とは違う場所に居住している場合、その土地の市区町村にある役所窓口や保健センターに申請しても母子手帳は交付されないため、注意が必要です。

母子手帳の申請に必要なもの

母子手帳をもらうためには、以下のものを役所に提出して申請します。

・個人番号カード(マイナンバーカード)

・妊娠届または妊娠証明書

マイナンバーカードを持っていない場合は、通知カードと本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)を持参します。妊娠証明書は妊娠届とは別のもので、医療機関が出してくれる証明書です。

医療機関によっては、妊娠届と妊娠証明書を一緒にくれることがあります。妊娠証明書は自治体によって必要な場合があるため、申請に出かける前に確認しておきましょう。

妊婦さん本人が役所の窓口に出向くことが難しい場合、夫など代理人に妊娠届を出してもらうこともできます。代理人に頼む場合は、妊婦さんの委任状、代理人の本人確認書類、妊婦さんのマイナンバー確認書類が必要です。

母子手帳があるとなぜいいの?

では、母子手帳が手元にあると、どんなメリットがあるのでしょうか?

妊婦一般健診の助成が受けられる

母子手帳をもらうことによる一番大きなメリットは、妊婦一般健診の助成が受けられることです。母子手帳を交付してもらうと、産婦人科での妊婦一般健診の費用を助成する補助券が一緒についてきます。

厚生労働省では、妊娠初期~23週までは4週間に1度、妊娠24~35週までは2週間に1度、妊娠36週以降出産までは1週間に1度の合計14回にわたって妊婦健診を受けることを推奨しています。

そう何度も病院に行くとなると、費用もバカになりませんが、この補助券を使うことで医療費の負担をぐっと減らすことができます

普段の健診費用だけでなく、B型・C型肝炎やHIV、風疹ウイルスの抗体検査を含む血液検査、子宮がん検診などの費用も補助してもらえますので、メリットは大きいといえますね。

補助券の枚数や検査項目などの細かい内容は自治体によって異なるので、使い漏れがないよう、母子手帳をもらったらぜひ補助券の内容をチェックしておきましょう。

母子の健康状態を一冊にまとめられる

母子手帳には、妊娠中の健診結果から生まれた赤ちゃんの成長記録、予防接種の記録などを一冊にまとめることができます。そのため、母子手帳を見ればママと赤ちゃんの健康管理が一目瞭然です。

赤ちゃんはもちろん、ママも妊娠中から出産後は、健康体であっても急に体調が変化することが少なくありません。妊娠中はもちろん、出産後もお出かけのときに肌身離さず母子手帳を持ち歩くことで、外出先で万が一のことがあったときに役立ちます。

ママ自身が書き込めるページもあるので、妊婦日記、育児日記としても使うことが可能です。母子手帳の使い方については、後ほど詳しく説明します。

母子手帳はいつからいつまで使う?

母子手帳は、基本的には妊娠中から子どもが小学校に入学するまで頻繁に使います。病院にかかるときや予防接種を受けるとき、1歳半健診など節目の健診時に医療機関に提出し、チェックや記入をしてもらいます。

小学生になると使う頻度は減りますが、小・中・高、大学と進学する際に、学校に書類を提出するにあたり、どの予防接種をいつ受けたのか、大きな病気はしていないのかなどを書かなければいけない場合があります。そのとき、母子手帳があればすぐに確認することができます。

子供が大人になって妊娠したとき、たとえば風疹にかかったことはあるのか、などを調べるときにも便利です。海外留学や転勤で既往症を尋ねられることもあるでしょう。

成長するにしたがって使う頻度は少なくなるものの、必要になるときがないとはいえないため、母子手帳はずっと保管しておきましょう。

母子手帳の使い方

それでは、母子手帳の使い方を具体的に見ていきましょう。

妊娠中の母子の健康を記録する

母子手帳には、名前や現住所、妊娠時期、妊娠したときの健康状態などについて書く欄があります。母子手帳をもらったら、まずこうした基本情報を書き入れましょう。病院ではたくさんの母子手帳を扱うため、名前がないと母子手帳の取り違えなどにつながってしまいます。

妊娠中によく使うのは、妊娠中の経過を記録するページです。子宮底や腹囲、血圧、尿検査の結果、体重など、妊婦健診に行く度に医療機関が記録してくれます。その経過を見ると、妊娠中の身体の変化を自分でも感じ取ることができるでしょう。

出産の状態や出産後の母体の経過も、医療機関が書き込んでくれます。

妊娠の経過をメモしておく

母子手帳には、医療機関が健診の記録を書いてくれるページ以外に、妊婦さん自身が自由に書き込めるページが用意されています。

妊娠中は心も身体の状態も大きく変化する時期。自分で体調の変化に気づいた時期や内容、そのときに感じた気持ちなどを記録しておけば、いつでも振り返りができますし、思い出にもなるでしょう。

また、第一子の妊娠中の記録を残しておけば、第二子以降の子どもを妊娠したときに参考になります。その他、妊娠中の体重変化を記録する表や、自治体や医療機関で実施される母親(両親)学級を受講した記録を書くページがある場合も。

こうしたページを積極的に活用して、妊婦のときの貴重な記録を残しておきましょう。

妊娠・出産・育児の情報を得る

初めての妊娠、出産、育児は体験したことがないだけに、色々と不安に思うことが少なくないもの。近年はさまざまな情報が溢れているだけに、何を信頼したらよいのかわからず、迷ってしまうこともあるでしょう。

母子手帳には、妊娠中から産後の母体に関することや出産後の育児に関することなど、参考になる情報がコンパクトにまとめて書かれています。そこに書かれている情報はすべて信頼性があり、妊娠、出産、育児を通して適宜確認したいことが満載です。

それほどページ数が多いわけではなく、全部読むのにさほど時間もかかりませんので、ぜひ妊娠中に隅から隅まで目を通して、参考にしましょう。

子どもの健診結果や予防接種を記録

出産後は、赤ちゃんが健やかに成長していることを確認する目的で、3カ月健診、1歳半健診などの乳幼児健診が定期的に行われます。

乳幼児健診でチェックされるのは、身長や体重など身体的な計測の他、先天的な病気の有無や月齢に応じた発達具合の確認など。母子手帳に記されている発達チェックリストにママが事前に記入し、それを踏まえて健診される場合もあります。

また、赤ちゃんは生後2カ月から大量の予防接種を受けることになりますが、一度に2、3種をまとめて接種することもあり、何を受けたのか頭で覚えておくのは至難の業。母子手帳に記入された予防接種の記録を見ながら、漏れがないかしっかり確認しなければいけません。

身体発育曲線の表に、健診を受けるたびに赤ちゃんの身長や体重を記録していけば、成長具合を把握するのに役立ちます。

病院やパートナーとのコミュニケーションに

母子手帳は、ママと赤ちゃんだけが使うわけではありません。

その時々の自分の気持ちや赤ちゃんの成長、妊娠中や育児の中で気になることなどを記録しておけば、他の人が見てアドバイスをしたり寄り添ったりすることができるでしょう。パートナーともぜひ共有しておきたいですね。

次の健診のときに医師や保健師に尋ねたいことを書いておけば、スムーズに質問できるでしょう。旅先などで初めての医療機関を受診する場合も、母子手帳があれば医師が妊娠の経過を把握することが可能になります。

妊娠中は、旅行に出かけるときはもちろん、普段の外出時も必ず母子手帳を持ち歩くようにしましょう。

母子手帳アプリも人気

母子手帳を開いてペンで書き込みしたり記録したりするのは随分アナログな方法で、ちょっと今の時代にはそぐわないのでは?と思うママもいるでしょう。そんな人におすすめなのが、スマホの普及に伴って人気が出てきた母子手帳アプリです。

妊婦健診の記録や体重の記録、赤ちゃんの身長や体重などの記録をすることができ、自動的にグラフ化されるので、いつでも確認できます。予防接種の前にお知らせしてくれるなど、育児のスケジュール管理にも役立つ機能があるものもありますよ。

子どもの成長に合わせて、医師や専門家に監修された情報が病院や自治体から届くなど、育児をサポートする機能も満載。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。 

母子手帳は妊娠・出産・育児の頼れるパートナー

母子手帳は、妊娠中のママの健康記録から、赤ちゃんが生まれた後の成長記録、予防接種の記録に至るまで、長く使うことになる育児のパートナーです。

子どもが成長した後も、進学するときや予防接種を受けるときなどに、母子手帳を出して確認する機会があるので、大切に保管しておきましょう。お気に入りの母子手帳ケースを見つけておくと、さらに愛着が持てるかもしれません。

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