今すぐできるベビーサイン!赤ちゃんへの教え方やメリットデメリットを紹介

今すぐできるベビーサイン!赤ちゃんへの教え方やメリットデメリットを紹介

生まれたばかりの赤ちゃんは、言葉を話せません。もっと赤ちゃんとコミュニケーションを取れたら…そう願うパパママは多いのではないでしょうか。

赤ちゃんとのコミュニケーションには、ベビーサインが役立ちますよ!赤ちゃんにベビーサインを教える方法や、ベビーサインに関するいろいろな疑問・メリットやデメリットなどをまとめました。

ベビーサインとは?

ベビーサインは、手や指を使って赤ちゃんとコミュニケーションを取る方法です。ベビーサインの歴史やメリット・デメリットについて説明します。

アメリカ生まれの育児法「ベビーサイン」

ベビーサインが生まれたのは1980年代のアメリカ。1歳に満たない赤ちゃんが手話で両親とやり取りするという現象に、専門家が注目したのがきっかけです。

赤ちゃんは、口の周りよりも手指の筋肉の発達の方が早いといわれています。そのため、赤ちゃんにベビーサインを教えれば、言葉が出始める前から赤ちゃんとコミュニケーションできるのだそう。

1990年代には「アメリカベビーサイン社」と、その研究機関「ベビーサイン・インスティテュート」が設立。以降、世界中にベビーサインは広まっていきました。

日本でベビーサインが広まったのは2000年以降。吉中みちる氏が、自身の育児経験をもとにベビーサインの書籍を出版したのがきっかけです。吉中氏は、のちに「日本ベビーサイン協会」立ち上げています。

ベビーサイン協会のサイトはこちらです。

ベビーサインのメリット

ベビーサインのメリットの1つは、赤ちゃんとの絆が深まること。ベビーサインを使う際は、赤ちゃんと目を合わせたり手をとったりします。ふれあいが増えるにつれ「パパやママは自分のことを大切にしてくれる人なんだな」と、赤ちゃんは実感するでしょう。

また、育児のストレスが減るのもベビーサインのメリットです。わけもわからず泣いている赤ちゃんと向き合うのは大変ですよね。ベビーサインを覚えてくれると、赤ちゃんの方から「おっぱいが飲みたい」「おむつを替えて」など気持ちを伝えてくれますよ。

特別なスキルや道具がいらないのも嬉しいところ。ベビーサインは、誰でもすぐに始められます。もちろん、パパやママだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんにもできますよ。

発語が遅れるなどのデメリットはある?

もしかしたら「ベビーサインを使う赤ちゃんは発語が遅い」という説を聞いたことがあるかもしれません。しかし、心配する必要はないでしょう。なぜなら、ベビーサイン協会の検証によると、ベビーサインを学んだ赤ちゃんのほうが、学んでいない赤ちゃんよりも発語が早いとわかったためです。

子育て中にさまざまな不安はつきもの。ベビーサインを使ってしまうから喋らないのでは?と疑いたくなる気持ちは十分に納得できます。それでも、過剰に気に病まなくて大丈夫ですよ。発育スピードは赤ちゃん一人ひとり異なります。ゆったりした気持ちで赤ちゃんと向き合いましょう。

出典:母子間で使われるベビーサインの発達的変化1

ベビーサインはいつから始める?

ベビーサインは生後すぐから学べます。お座りができる生後6カ月以降が適しているという説もありますが、それより前に始める赤ちゃんもいます。思い立ったときに始めるのが一番ではないでしょうか。

先輩パパママの中には、たまたま目にしたニュースや自治会のイベントなどでベビーサインを知り、なんとなく始めたという方もいます。一方で、赤ちゃんのいろいろな反応を見てみたくて始める人もいれば、発育状況に不安を感じ、少しでもベビーサインで成長を促せればという思いで取り組む方もいます。

ほかにも、泣いてばかりの赤ちゃんとの生活に不安を感じ、少しでも気持ちを通じ合えたらと祈るような気持ちで学ぶ方も。このように、ベビーサインを始めるタイミングや理由は人それぞれです。

どんなサインがある?

まずは、日常生活で出番が多いベビーサインから習得してみませんか?ベビーサインの詳細に加え、使うのに適したタイミングについても説明します。

ミルク・おっぱい

お腹がすいたという要求を伝えるため、赤ちゃんは一生懸命泣きます。でも、パパやママからすると、赤ちゃんがなぜ泣いているのかわからず大声で泣かれると不安になりますよね。だからこそ、「ミルク・おっぱい」は、まず覚えたいベビーサインといえるでしょう。

ベビーサインをする際は、手をグーとパーに、開いたり閉じたりを繰り返しましょう。牛の乳しぼりをする様子をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。片方の手のみ使う方もいれば、両方の手を使う方もいます。

授乳のときに赤ちゃんを膝に乗せ「おっぱい飲もうね」「ミルクの時間ですよ」など声をかけながら教えていきましょう。

もっと

「もっと」は、赤ちゃんの好み・興味あることを知るのに便利なベビーサインです。

たとえば離乳食を食べさせる場面を想像してみましょう。赤ちゃんが離乳食をすんなり食べてくれるとは限らないので、せっかく作ってもいまいち食が進まないことも。そのようなときに赤ちゃんの方から「これをもっと食べたい!」と言ってもらえると嬉しくありませんか?

「もっと遊びたい」「もっと見たい」など、赤ちゃんの望みを知るにはマスターしておきたいベビーサインです。ベビーサインをする際は、両手の指を軽くにぎり指先を合わせます。そして両方の手の指先同士をちょんちょんと合わせましょう。「もっと遊ぶ?」など赤ちゃんに質問しながらやってみてください。

おしまい

「もっと」と組み合わせて使いたいのが「おしまい」。「もう食べたくない」「もうこの遊びは嫌」などさまざまなシーンで使えます。注意したいのは、サインをするタイミング。何かをやめる前・やっている途中にサインを使いましょう。

たとえば、遊び終わっておもちゃを片づけたあとにサインをしたとします。そうすると、赤ちゃんとしては「おわったときのあいさつ」としてサインを認識してしまう可能性があります。

遊んでいる途中・食べている途中など、行動を終わらせる前にベビーサインをしてください。自分の気持ちを伝えるための手段ということを念頭において、教えてあげるのが大事ですよ。ベビーサインをする際は、ごちそうさまのポーズと同じように、両手の手のひらを胸の前で合わせます。

替える

「替える」は、文字通り交換してほしいという意味を表します。「違うものを食べたい」「違う本を読ませて」のように好みを伝える際に使えますね。

また、おむつを替えるタイミングで使うことも多いです。ベビーサインをする際は、両手をにぎり、手のひらが内側にくるように手首を重ねます。そこから手首をつけた状態のまま、両手をすり合わせるようにくるっとひねりましょう。

食べる

「食べる」もよく使うベビーサインです。最初は「おっぱい・ミルク」のサインから始めるかと思いますが、固形の食事にうつるタイミングで少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。ベビーサインをする際は、片手を口元にもっていきます。マグカップを持つように、手は軽く握りましょう。口をモグモグ動かすように食べる動作を真似てみると、より伝わりやすいです。

ねんね

「ねんね」は、眠気を伝えるためのベビーサインです。新生児から1歳程度まで、赤ちゃんは寝ぐずりする場合があります。寝ぐずりの理由は、生活リズムの乱れや疲れ。機嫌が悪くて泣く赤ちゃん自身は当然つらいのですが、なぜ泣くのかわからないと、パパやママも参ってしまいますよね。

ねんねのベビーサインを覚えてもらえれば、眠気をスムーズに伝えられるので家族のストレスが軽減されます。ベビーサインをする際は、手の平を合わせて頬にあてます。お昼寝や就寝前に取り入れましょう。

どうやって赤ちゃんにベビーサインを教える?

ベビーサインの教え方は2通りあります。生活環境・向き不向きに応じて取り組みやすい方法を選びましょう。

自分で赤ちゃんに教える

書籍やインターネットでベビーサインは調べられます。動画を見ると、好きなタイミングで習得できますよ。低月齢の赤ちゃん連れだと、ベビーサインを学ぶための外出であっても億劫に感じることがありますよね。そのような方は独学で学びましょう。

赤ちゃんにベビーサインを伝えるときは、笑顔でリラックスすることが大事です。くれぐれも、覚えさせることに躍起になってはいけません。

ベビーサインは勉強ではなく、あくまでコミュニケーションの手助けのためのツールです。赤ちゃんが嫌になってしまっては本末転倒ですし、パパやママがストレスを感じるかもしれません。

おっぱいをあげたり、おむつを替えたりといったタイミングで無理なく取り入れましょう。目を見て、ゆっくり口を動かしながら語りかけジェスチャーを見せるうちに、赤ちゃんが興味を持ちます。繰り返すうちに、ベビーサインを覚えて自分からやってくれるようになりますよ。

ベビーサインに関する動画はこちらから。

ベビーサイン教室でパパママも習いながら教える

独学でベビーサインを学ぶ方がいる一方で、初めてのことで苦悩する方もいるかもしれません。思うように習得できないと、せっかくのやる気が削がれてしまうかも。

そういったときにおすすめなのが、ベビーサイン教室です。ショッピングモールなどで開催される体験会・児童館など自治体主催の定期講習など、さまざまな場所でベビーサインを学べます。

ちなみに日本ベビーサイン協会のサイトでは、地域別に教室を探せますよ。協会の認定講師の方に教えてもらえるので安心ですよね。

教室を利用すると、なかなか赤ちゃんがサインを覚えてくれない、赤ちゃんへの教え方がよくわからないなどの問題をプロに相談できます。一人で悩まなくてすむのは心強いですね。

また、教室に参加しているのは自分と同じような子育て中のパパやママ。子育て仲間と繋がるという目的でも、ベビーサイン教室はおすすめです。

ベビーサインで赤ちゃんとの時間を充実させよう

ベビーサインは、赤ちゃんとのコミュニケーションをサポートするツール。言葉が通じない赤ちゃんの喜怒哀楽や要望がわかると、パパやママは嬉しいですね。

気持ちに余裕ができて赤ちゃんと楽しく遊べるだけでなく、日常生活がスムーズになり充実した時間が増えるかもしれません。ベビーサインで親子の絆を深めながら、かけがえのない思い出を作りましょうね。

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