子供の自己肯定感を高めるには?親が意識したい3つのポイント

子供の自己肯定感を高めるには?親が意識したい3つのポイント

最終更新日 2021-02-16 by smarby編集部

自分の考えをもち、すすんで行動できる人は「自己肯定感が高い」といわれています。自分自身を大切にできたり、向上心があったりするのも自己肯定感が高い人の特徴です。そのため、わが子には高い自己肯定感を育ませたいと思うパパやママも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、親が知っておきたい「子どもの自己肯定感を高めるポイント」を3つ紹介します。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、「ありのままの自分を認める」、「無条件で自分には価値がある」と自分自身が思うことです。

似たような言葉に「自尊心」がありますが、自尊心と自己肯定感とではもっている意味が違います。自己肯定感が無条件で自分の価値を認める言葉であるのに対し、自尊心は条件付きで自分の価値を認めることです。

たとえば、「サッカーが上手だから、自分には価値がある」と思うのが自尊心。「サッカーは下手だけど、今のままでも自分には価値がある」と思うのが自己肯定感です。

どちらの言葉も自分の価値を認めてはいますが、自尊心の場合は、自分自身を認める材料となる条件が必要です。つまりその条件が崩れると、自分の価値を見失う恐れがあります。

前述したサッカーを例にとると、サッカーの上手さで自尊心を保っている子どもは、怪我をしてサッカーができなくなったら「自分には価値がなくなった」と感じてしまう可能性があります。自己肯定感があれば、どのような困難に見舞われても「それでも自分には価値があるから大丈夫」と思えるようになります。

自己肯定感が高い人の特徴

自己肯定感が高い人は「ありのままの自分に価値がある」と思えるため、自分を大切にし、自信をもって行動できます。物事の明るい面を見て、失敗体験すらポジティブに捉えるのも自己肯定感が高い人の特徴です。

たとえ失敗しても「誰にでも失敗はある。次に生かそう」と考え、挑戦心をもち続けられます。立ち直るのが早いのも自己肯定感が高い人の長所といえるでしょう。

自己肯定感が高い人は失敗しても挑戦し続けるため、必然的に成功体験が増えます。その結果、「やればできる」という達成感につながります。この好循環こそ、自己肯定感の高い人がポジティブに生きられる理由なのかもしれませんね。

自己肯定感が低い人の特徴

反対に自己肯定感が低いと、自分の劣っているところばかりに目がいってしまいます。誰にでも良いところがあるはずなのに、自分自身の良さに気づけません。そのため、他人と自分を比べて落ち込むことも多いです。

さらに、自己肯定感が低い人はどうしても物事をネガティブに捉えてしまうので、前向きになれなかったり、挑戦する勇気がもてなかったりする特徴もあります。「失敗するかもしれない」や「どうせ自分には務まらない」などと思ってしまい、大事なシーンで萎縮したり、ミスをしたりすることもあるでしょう。

その結果、本来もっている力を出しきれずに悔しい思いをします。自己肯定感が低いと諦めやすく感情の浮き沈みが激しい性格になりやすいため、周囲とトラブルになる人もいるようです。

自己肯定感はどうしたら高まるの?

自己肯定感は、考え方や性格だけでなく、人生にも影響を及ぼすといっても過言ではありません。なぜなら自己肯定感が高ければ、さまざまなことに挑戦し前向きな人生を生きられるからです。

自分自身を大切にできる人は周りの人も大切にできるので、おのずと人にも恵まれます。わが子には、そんな人生を送ってほしいですよね!

では、自己肯定感はどうしたら高まるものなのでしょうか。自己肯定感は、何かをしたからといって急に高まったり、なくなったりするものではありません。幼い頃の体験にまつわる感情が積み重なって高まるもの、あるいはなくなるものです。

そのため、幼少期にポジティブな体験が多ければ多いほど、自己肯定感は高くなる、と考えられています。

ただし、一度高まった自己肯定感がそのまま持続するわけではなく、上がったり下がったりの波があるのも事実です。幼少期以降の体験が自己評価を引き上げることや、逆に下げてしまうこともあります。つまり、自己肯定感を高めるのに「遅すぎる」ということはないのです。

自己肯定感が低くなる原因は?

幼少期の体験で自己肯定感が高まるのと同じように、子どもの頃の体験によって自己肯定感が低くなるケースもあります。もちろん自己肯定感には波があるので、幼少期の体験が全てではありません。

しかし、失敗を頭ごなしに叱られた子どもは自分に自信がもてなくなる子も多く、失敗をした経験がトラウマになってしまうケースもあります。また、兄弟や友達と比較されて育った子どものなかには、自分が人より劣っていると感じている子も少なくありません。

親に自分の気持ちを受け入れてもらえなかったり、過度な期待をかけられていたりする子どもも自己肯定感が低くなる傾向にあります。

自己肯定感を高めるために親ができる3つのポイント

人生を大きく左右する自己肯定感。現在子育てをしているパパママのなかには、わが子の自己肯定感をできるだけ高めたいと願う人も多いのではないでしょうか。

ここでは、誰もが気になる「わが子の自己肯定感を高めるポイント」を紹介します。といっても、特別なことは必要ありません。日常の触れ合いのなかでこそ、自己肯定感は育まれるんです!

その1.ポジティブな言葉がけ

子どもの自己肯定感を高めるには、ポジティブな言葉がけが必要だといわれています。頭ではわかっていても、忙しく子育てをするなかで子どもにかける言葉をひとつひとつ選ぶなんて難しいと思う人も多いでしょう。しかし、パパやママがなにげなく発した言葉が、子どもの成長に影響するケースは珍しくありません。

つまり幼い子どもにとって親の言葉は、それほど大きな力をもっているのです。子どもと接するときは、ほんの少し意識してポジティブな言葉をかけることをおすすめします。

たとえば、忙しい朝や寝る前など、パパママが「早くしなさい!」と子どもに言う機会は多いですよね。そんなときは、「5分でやってみよう!」といったポジティブな言葉を選びましょう!

同じように、「なんでできないの?」や「なにやっているの?」などのネガティブな言葉も、「一緒に頑張ろう」や「〇〇しよう」などのポジティブな言葉に置き換えます。

伝えたい内容はほぼ同じ声がけですが、言い方ひとつで受け取り方が変わるため、子どもの思考がポジティブになります。不思議なことにポジティブな言葉を発することで、パパママ自身もポジティブな気持ちになりますよ。

では朝のシーンを例にして、具体的な声がけ方法を紹介しましょう。何度声をかけても朝の支度に時間がかかってしまう子どもには、「早くしなさい」と言ってしまいがち。ここで必要なのは、時計の針を指さし「長い針が5のところにいくまでに着替えよう」など具体的な指示を出すことです。

幼い子どもでも理解しやすい指示を出せば、子どものペースを否定せず朝の支度ができます。叱らなくてよくなるので、パパママの気持ちも楽になるはずです。

その2.結果ではなくプロセスを褒める

子どもは褒められることで「認められた」、「愛されている」と実感します。その感情こそが自己肯定感につながるのです。

子育て中のパパやママのなかには、なるべく褒めて育てようと考える人も多いでしょう。しかし、褒め方には注意点があります。褒めるときに大事なのは、結果を褒めるのではなく「やろうとした気持ち」や「結果に至るまでの過程」に注目して褒めることです。

たとえば、子どもが5ページのドリルを終わらせたとします。全問正解していた場合、「すごい!答え全部あっているよ」と褒めるパパママも多いのではないでしょうか。

このように正解したことを褒めると、「答えがあっていなければ褒めてもられない」と子どもが感じてしまう可能性があります。すると、つぎにドリルを解くときのプレッシャーになったり、全問正解を狙うために難しい問題に挑戦しなくなったりするかもしれません。

重要なのは問題に正解したことを褒めるのではなく、5ページものドリルに取り組んだ努力や過程を褒めること。「頑張ってたくさんの問題を解いて偉かったね」や「難しい問題も諦めずに取り組めたね」など、具体的に褒めてあげることも大切です。

努力したことを褒められた子どもは自信がつき、「つぎも頑張ろう」と前向きな気持ちになれます。

その3.親子で思いきり遊ぶ

普段の生活のなかで、子どもにポジティブな言葉をかけ続けるのは簡単なことではありません。「どうしても怒ってしまう」そんなパパやママもいるでしょう。

その場合は、遊びを通して褒める方法はいかがでしょうか。絵本を読んだり、折り紙や粘土で遊んだり、ボール遊びやかけっこをしたりといったいつもの親子遊びで十分です。作品をつくるときに子どもが工夫したところや、ボールが遠くまで投げられたことなどに注目して褒めると、子どもの自信につながります。

さらに、絵本を読むときは文字をただ読むのではなく、親子でコミュニケーションをとりながら読むのがおすすめです。たとえば、イラストについて質問をしたり、登場人物の気持ちを一緒に考えたり、パパやママが感じたことを子どもに聞かせたりするのもよいでしょう。

絵本の中の出来事に一緒に驚いたり喜んだりするなかで、子どもの豊かな感性を育み、自己肯定感が高まります。

ただし、忙しいパパママが1日中子どもの遊びに付き合う必要はありません。無理をして遊ぶと、親にもストレスがかかります。

遊ぶときは「この時間は子どものいいところを見つけて褒める!」と時間を決めて思いきり遊びましょう。子どもはそのような遊びの時間を通じて、親に愛されていると実感し幸福感や安心感に満たされます。

子供が「なにがあっても大丈夫!」と思える環境をつくろう

自己肯定感とは、「自分はここにいていいんだ」、「自分には価値がある」と自分自身が感じることです。子どもの自己肯定感を高めるには、親がありのままのわが子を認め、ポジティブな体験を積み重ねることが大切です。

しかし、子育て中は感情に任せて叱ってしまうことも当然ありますよね。そんなときは、ほんの少し意識して、子どもにかける言葉や褒め方を工夫してみてください。「自分はパパやママに愛されている」と子どもが実感し、自己肯定感が育まれるはずです。

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