雛祭りの意味とは?雛人形の登場人物から雛祭りならではの食べ物まで徹底解説!

雛祭りの意味とは?雛人形の登場人物から雛祭りならではの食べ物まで徹底解説!

最終更新日 2021-03-06 by smarby編集部

3月3日は雛祭り。雛人形を飾ってお祝いし、ちらし寿司を食べるご家庭も多いのではないでしょうか。

桃の節句として広く親しまれている雛祭りですが、その由来や登場人物について、みなさんはどれだけ知っていますか?実はあの有名な「お内裏様とお雛様~、ふたり並んですまし顔」の童謡も、いくつかの解釈があり、意外と奥が深いのです。

この記事では、雛祭りの由来や食べ物について、その歴史的な背景と共にわかりやすく紹介していきます。雛祭りについて学ぶことで、貴重な日本の文化を子どもたちに伝えていけたら素敵ですね。

雛祭りとは? 

雛祭りは別名「桃の節句」とも呼ばれます。日本には1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(たなばた)、9月9日の重陽(ちょうよう)の「五節句」があり、雛祭りは3月3日の上巳(桃の節句)にあたります。

女の子の健やかな成長を願う行事とされ、雛人形に桜や桃の花、雛あられや菱餅を飾り、ちらし寿司やハマグリの料理を楽しみます。

赤ちゃんにとって生まれて初めての雛祭りは「初節句」といい、双方の祖父母や親族らと一緒に祝い膳を囲い、賑やかにお祝いします。

雛祭りの意味と由来

雛祭りの由来である「五節句」は、元々古代中国では忌日(いみび)とされていました。奇数が並ぶ日付は悪しきモノを惹きつけやすく、1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の忌日には、けがれを祓うため水辺で体を清め、厄払いが行われていたといわれています。

それが平安期頃に日本に伝わり、土や紙の人形にけがれを移して水に流す「流し雛」の行事となったのです。流し雛に使用する人形は徐々に立派になり、次第に川に流すのではなく家に飾るようになりました。

そして、のちに貴族の子どもたちの間でさかんに行われた「ひいな遊び」というお人形遊びと合わさって、雛祭りになったという説が有力です。

江戸時代後期には、ほぼ現在わたしたちが行う雛祭りのかたちになったといわれています。明治時代の雛人形は、豪壮で家の権勢を誇示するような派手な雛人形が多かったですが、平成に入ると住宅事情もありコンパクトなものが好まれはじめ、時代とともにいまも少しずつ変化しています。

雛人形はいつからいつまで飾ればいいの?

雛祭りが3月3日というのはみなさんよくご存じですよね。ただ「いつからいつまで飾るのがよいのか」と悩む人もいるのではないのでしょうか。

一般的に、雛人形は立春(2月4日頃)から2月中旬にかけて飾り、雛祭りが終わったらできるだけ早くしまうのがよいとされていますが、実は明確な決まりはありません。雛祭り後すぐにしまった方がよいとされる理由は、「雛人形をしまうのが遅くなると、その子の婚期が遅れる」という迷信によるものです。

これに科学的な根拠がないことは説明するまでもないでしょう。雛祭りのような日本古来の行事は、地域によって独自の風習があるケースも多く、実際に中部地方では旧暦で雛祭りをお祝いする地域もあります。このような地域では4月3日にしまうことがしきたりとなっています。

雛祭りを盛り上げる!素敵な雛人形

雛祭りの最大の見どころはなんといっても素敵な雛人形!昔は母方の実家が送るのが一般的でしたが、最近ではそういった細かいしきたりを気にしないケースが増えています。

繊細な雛人形ですが、代表的なものとしては「衣裳着人形」と「木目込人形」の2種類が挙げられます。七段飾り・三段飾り・親王飾りのほか、収納飾り・ケース飾りもあり、豪華にしようと思えば制限がないのが「衣装着人形」の特長です。 私たちが「雛人形」と聞いて思い浮かべるのは「衣裳着人形」が多いかもしれません。

対して「木目込人形」は和室のないマンションやアパートにも馴染みやすいシンプルなデザインが魅力です。さらに「木目込人形」は、着崩れの心配がなくお手入れもしやすいため、忙しい毎日を送るパパママから支持されています。

伝統的な雛人形がお好みの人は「衣裳着人形」、個性的でキュートな雛人形をお探しの人は「木目込人形」がおすすめです。

子どもに説明してみよう!ひな壇の登場人物

最近では数少なくなってしまった段飾りの雛人形。けれども、幼稚園や保育園、児童館などではまだ目にする機会もありますよね。ママのなかにも実家では段飾りだったという人もいるのではないでしょうか?

この段飾りの雛人形、さまざまな登場人物がいますよね。みなさんはそれぞれの名前と役割を説明することができますか?「ママ~。あの人形の名前なに?」「パパ~、あの人なにしているの?」という疑問に答えられるように、ここでは雛人形の登場人物について紹介していきたいと思います。

1段目:お内裏様(おだいりさま)

雛祭りといえば「お内裏様とお雛様~、2人並んですまし顔」の童謡を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。お内裏様は上段の男性の雛人形、お雛様は上段の女性の雛人形という認識が定着していますが、実はこれ、あくまで俗称なのです。

古来は上段の男雛と女雛が一対で「お内裏様」と呼ばれていました。この一対の「お内裏様」は天皇・皇后両陛下を模したものとされています。

関東では向かって左が男雛、右が女雛ですが、関西では逆であることも覚えておきたいポイントです。これは、公家文化と武家文化に由来しているようです。女雛は十二単、正式には五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)という名の衣裳を、男雛は男性装束の花と呼ばれる束帯(そくたい)を身に着けています。

2段目:三人官女(さんにんかんじょ)

2段目の三人官女は、お姫様おつきの女官です。真ん中が座位、左右のお人形は立っています。左右の立っているお人形を並べるときは「足」に注目してください。左右の官女は右足左足が平行ではなく、足が出ている方があるのです。この足が出ている方が雛壇の外側にくるように飾ります。

真ん中の人形は眉を剃り、お歯黒をつける既婚女性です。真ん中の官女が島台または三方、向かって右の官女が長柄(ながえ)、左の官女には提子(ひさげ)、官女の間には高坏(たかつき)を置いて、お餅などの和菓子をお供えします。

3段目:五人囃子(ごにんばやし)

3段目の五人囃子は元服前の貴族の師弟です。おかっぱ頭が特徴ですが、これは元服前の少年ならではの髪型です。五人とも三角に尖った侍烏帽子(さむらいえぼし)をお揃いでかぶっています。

左から太鼓(たいこ)、大皮鼓(おおかわつづみ)、小鼓(こつづみ)、笛と並び、扇を持つ謡い手が右端にきます。五人囃子はみな演奏をしていると思われがちですが、実は謡い手1人と囃子方4人で構成されているのです。

4段目:随身(ずいじん、ずいしん)

男雛・女雛、三人官女に五人囃子まではわかるけれども、それより下段はあまりピンとこない人もいるのではないでしょうか。4段目には武官2人が飾られています。一般的には向かって右が左大臣で年配者、向かって左が右大臣で若者ということになっています。

正確には右が左近衛中将(さこんのちゅうじょう)、左が右近衛少将(うこんのしょうしょう)と考えられていますが、右・左の文字があべこべで、飾り付けに悩む一番のポイントでもありますね。武官姿の2人は祝いの席でのボディーガード的な役割の人形です。

5段目:仕丁(しちょう)

5段目には泣き顔、怒り顔、笑い顔の3人が並びます。見分けるポイントは袖の色です。袖の色がついた方を左右それぞれ外側になるように飾ります。仕丁とは簡単にいえば雑用係のようなものです。

地方からの労働者で身分は低かったのではないかと考えられています。豪華な雛人形の中で唯一シンプルな白衣を着た三人は、別称「三人上戸(じょうご)」とも呼ばれています。

雛祭りならではの料理

みなさんは雛祭りには何を食べてお祝いしますか?雛祭りならではの食べ物は、種類が豊富ですよね。ここからは、ひなあられやはまぐりのお吸い物などの雛祭りにちなんだ食べ物を、意味や由来も含めて紹介します。

ひし餅・ひなあられ

ひし餅もひなあなれも同じ3色で成り立っています。思い出すことができますか?ピンク、白、緑ですね。

元々ひし餅は、邪気を払う効果があるとされるクチナシ(赤)とヨモギ(緑)で色付けされていたそうです。そこからクチナシの赤は「桃の花」、白は「雪」、ヨモギの緑は「新芽」を表すようになり、3色で「雪から新芽がでて花が咲く様子」を表していると言われています。

またこの3色には別の解釈もあり、赤は魔よけ、緑は健康、白は清浄を意味しているともされています。いずれにせよ女の子の成長をお祝いするのにふさわしいポジティブなイメージがあることは確かですね。

江戸時代「雛の国見せ」という風習があり、江戸時代の女児たちは、雛人形に外の美しい景色を見せてあげるために、雛人形と一緒にお出かけしていたそうです。そのとき、ひし餅をくだいて外に持ち出しやすくしたのがひなあられのはじまりといわれています。

おすすめひなあられその1♪【ヤマト製菓】雛あられ YUME 65g

オーソドックスなひなあられ。まさに王道ともいえるひなあられです。今年はピンク、白、緑の意味を子どもに話ながら食べてみてはいかがでしょうか。また、65gで一袋ごとにまとめられているので、ばら撒き用のお菓子としても最適!

親族、友人との合同雛祭りはもちろん、保育園や習い事教室などでも喜ばれること間違いなしの一品です。

おすすめひなあられその2♪【栗山製菓】巾着アンパンマンひなあられ 70g

「ひなあられを食べさせたいけれど、うちの子にはちょっと固そうかも……」そんなお悩みを抱えるパパママに朗報です。

あっさりしお味とほんのり白蜜味。子どもにも食べやすいやわらかい食感のひなあられです。しかもデザインは子どもが大好きなアンパンマン!

お内裏様に扮したアンパンマン、お雛様に扮したメロンパンナちゃんがとってもキュート。はじめてのひなあられにおすすめです。

はまぐりのお吸い物

二枚貝であるハマグリは、対になっている貝以外と合わせてもぴったりと合わずに隙間ができてしまいます。平安時代の遊びである「貝合わせ」も、そうしたハマグリの特徴を利用した遊びでした。

雛祭りは女の子の健やかな成長をお祝いする節句ですが、同時に今後の幸せな生活を願う行事でもあります。「一人の伴侶とぴったり寄り添い仲睦まじく暮らせるように育ってほしい」。そんな願いを込めて飲むはまぐりのお吸い物は、きっといつもよりおいしく感じるはずです。

また、はまぐりは他の貝と比べて白色度が高く、贅沢品として重宝されてきました。そんな特別な食材だからこそ、お祝いの日に振る舞われるようになったのでしょうね。

使いやすいおすすめはまぐり♪【日本鮮食 】そのままはまぐり 500g

由来を知れば知るほど準備したいはまぐりのお吸い物ですが、調理に手間がかかりますよね。

普段忙しいパパやママにおすすめしたいのが、レトルトのはまぐりです。面倒な砂抜きと加熱まで済んでいるので、そのままパパッと入れるだけ。雛祭り用に購入するのはもちろん、お食い初めや急な来客時にも活躍してくれるコスパに優れた時短アイテムです。

ちらし寿司

食卓が一気に豪華になるちらし寿司は、雛祭りには欠かせません。しかし、実はちらし寿司を雛祭りに食べるようになった由来は諸説あります。今回は有力な一つの説をご紹介します。

みなさんは「なれずし」という保存食を知っていますか。冷蔵庫などない平安時代。食材を長期保存するために魚に米を詰めて発酵させる「なれずし」が、ちょうど3月3日頃に食べ頃を迎えていたため、これに華やかな具材を足して食べられるようになったという説です。

なれずしは独特の匂いや味がするので、さまざまな食材を混ぜておいしく食べられる工夫をしていたのかもしれませんね。

おすすめちらし寿司♪【永谷園】すし太郎 黒酢入 4人前

CMでおなじみの「すし太郎」。子どものころ食べたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

温かいご飯に混ぜるだけで手軽に作ることができるので、お手伝い好きのお子さんと一緒に準備してみてもいいかもしれませんね。

子どもも食べやすく、大人も満足できる納得の味付けです。錦糸卵や型抜き人参、少し緑を加えると見た目にもおいしい仕上がりになります。

白酒

「白酒」というと「甘酒」を思い浮かべがちですが、実はこれらは別物です。

「白酒」とはもち米や米こうじを仕込み熟成させたもろみを軽くすりつぶして造ったお酒です。白酒は「アルコール分」を含むれっきとしたお酒です。つまり、未成年者はNGということです。

一方、お米に米こうじを混ぜて保温して米のデンプンを糖化させて作った甘酒はアルコール分を含まないので子どもも飲むことができます。雛祭りには白酒よりもこちらの甘酒の方が子どもにはよいですね。ただし、甘酒の中にも酒粕から作るタイプがあり、これはアルコール分を含むので注意が必要です。

おすすめノンアルコール甘酒♪【八海醸造】米麹で作った甘酒

甘酒があると宴席感がぐっと高まりますよね。

子どもも安心して飲める、アルコール分を全く含まない甘酒をお探しなら、こちらの米麹で作った甘酒がおすすめです。

糖類を一切添加せず、デンプンの糖化によるやさしい甘みで、大人から子どもまでおいしく安全に飲むことができます。子どもが主役の雛祭りだからこそ、白酒代わりに甘酒にしてみてはいかがでしょうか。

雛祭りの意味を知って子供の成長をお祝いしよう

元々厄払いとしてはじまった3月3日の節句は、時代の流れと共に「女の子の健やかな成長と幸せな未来を願う雛祭り」として定着しました。

雛人形や雛祭りの食事の裏にさまざまな意味や想いが込められていると知ると、少し見え方が変わってきますよね。今年はそんな雛祭りの由来を子どもと一緒に話しながら、雛祭りを楽しくお祝いしてみてはいかがでしょうか。

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