【生後10ヶ月頃】赤ちゃんが離乳食を食べない原因は?対処法をチェック

【生後10ヶ月頃】赤ちゃんが離乳食を食べない原因は?対処法をチェック

生後10ヶ月頃は離乳食後期にあたります。3回食になり、食べられる量も内容も増え、どんどん身体が発達してくる時期。でも、いろんなことに興味が出てきたり好き嫌いがはっきりしてくる時期だけに、パパやママが思うほど離乳食を食べない、食べムラが多い、という場合もあり、悩みは尽きません。

10ヶ月~11ヶ月あたりの離乳食を食べない悩みについて、原因や対処法を見ていきましょう!

生後10ヶ月~11ヶ月頃の赤ちゃんって?

10ヶ月頃は、足腰がしっかりしてきて、つかまり立ちが始まる時期です。伝い歩きを始める赤ちゃんも。そうした成長が嬉しい一方で、行動範囲がぐんと広がり、なかなか目が離せなくなるタイミングでもあります。

好奇心もどんどん育まれ、いろんなものを手でつかんだり、つかんだものを口に持っていったり。おもちゃ遊びも上手になり、さわり心地や音を楽しむ様子が見られ、一人でも上手に遊べるようになってきます。

わが家の子供も9ヶ月~10ヶ月頃につかまり立ちを始めました。公園では砂遊びデビューもさせました(砂を食べようとするのでヒヤヒヤでしたが…!)食事の面ではつかみ食べを始めるようになりました。お気に入りは干し芋。よく両手に握って食べていたのが懐かしいです。

生後10ヶ月~11ヶ月頃の離乳食

赤ちゃんの食事の進め方の目安として、9ヶ月頃から離乳食の後期がスタート。食事から栄養を摂れるようになり、だんだんミルクやおっぱいを飲む量は減ってきます。

離乳食の回数は?

後期の離乳食は3回食。2回食から回数を増やし、少しずつ量も増やしながら進めていきます。あげる時間も、できるだけ毎日同じ時間を目指し、生活習慣を整えていきましょう。

10ヶ月~11ヶ月頃になれば、赤ちゃんは3回食にもだいぶ慣れ、味覚もどんどん発達し、食べることに積極的になってくる子もいます。パパやママが使っているスプーンを自分でも持ちたがったり、手づかみ食べをしたくなる、という場合は、可能な限り赤ちゃんのしたいようにさせてあげて、パパママは見守ってあげるとよいでしょう。

ただ、遊んでばかりでなかなか食べようとしない場合はフォローが必要。パパやママが食べる様子を見せてあげながら、離乳食を食べさせてあげてくださいね。

離乳食の量や内容は?

離乳食後期の目安の量は以下の通りです。

■1回当たりの量

参考:厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版):離乳の進め方の目安(p39)

量はあくまで目安です。赤ちゃんによって量も内容もそれぞれですので、調整してくださいね。

かたさは歯茎でもつぶせるくらい柔らかいものが理想です。飲み込みやすいようとろみを付けてあげると、赤ちゃんも食べやすいですよ。

また、この時期は鉄分が不足しがちと言われています。赤身の魚やレバー、野菜類ならほうれん草や小松菜などに鉄分が含まれているので、取り入れてみましょう。

味付けは?

味付けは薄味が基本。肉や魚を使った離乳食なら、そのものの旨みだけでも十分です。

少量のお酢やケチャップなら使えるようにもなってくる時期です。いろんな味を試してみて、赤ちゃんの味覚を育んであげてくださいね。

参考:
厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版):離乳の進め方の目安 (p39)
WAKODO和光堂 わこちゃんカフェ離乳食の進め方

離乳食を食べない原因と対処法

離乳食の悩みで多いものが、「なかなか食べてくれない」というもの。離乳食の進み方は赤ちゃんそれぞれとわかっていても、作った離乳食を拒否されたり、食べるよりも遊ぶことに夢中になってしまったりすることが続くと、パパママも気が滅入ってしまいますよね。特に、モリモリ食べている赤ちゃんを見てしまうと、「どうしてうちの子は…」と悲しくなったりイライラしてしまったり。

赤ちゃんの離乳食が進まないことには、いくつか理由が考えられます。理由がわかるとパパママも対処でき、食べない問題を解決できるかもしれません。

では考えられる理由を見ていきましょう。

食べない原因①:まだおなかが空いていない

3回食が始まり、さらに量も増やしたことで、赤ちゃんは結構おなかがいっぱいな状態が続いている可能性があります。また、授乳を続けている場合は、授乳でおなかが膨れてしまい、食事する気になれない、ということも。

離乳食の間隔をあけてみる、量を少し減らしてみることで、毎食しっかり食べてくれるようになるかもしれません。

わが家の場合は、日によってほとんど離乳食を残されることもあって、そのたびに「何で食べてくれないの?」というイライラと「栄養足りてるのかな…」という心配で、つらかった記憶があります。

そんな時、周囲の先輩ママ友から「少しでも食べてくれれば大丈夫、無理に3回じゃなくてもいいと思うよ」と言われて心が救われました。量よりもいろんなものを食べさせてあげよう、と思って続けていくうちに、だんだん食べる量も増えていって、無事に離乳食完了期まで進めることができました。

食べない原因②:食感や味が好みじゃない

野菜や果物、お肉やお魚などいろいろな食材を口にするようになる離乳食後期。中には、赤ちゃんにとってあまり好きじゃない食感や味もあるでしょう。

だんだんと好き嫌いがはっきりしてくるので、どうしても嫌がるものがあれば無理に食べさせなくても大丈夫です。好きなものから食べることに慣れさせていき、苦手だったものは少しずつ加えてみてください。好きなものと合わせたり、おかゆに混ぜて食べやすいようにしたりしてあげると、赤ちゃんもだんだん食べるようになるかもしれません。

食べない原因③:自分でやってみたい

パパやママが食べさせてあげても嫌がる場合、もしかしたら「自分で食べたい」と赤ちゃんが思っているのかもしれません。スプーンでなかなか食べない、というときに、手づかみで食べられる離乳食に変えてみたら食べてくれた、ということもあります。

わが家の次女のケースですが、かなりのおちょぼ口で、大きくお口を開けることができず、細めのスプーンでも食べさせにくかったです。次女としても食べづらそうにしていました。そこで、茹でた野菜をスティック状にしたものやお焼きを作ってあげてみたところ、自分から手でつかんで食べてくれました。

口の周りは汚れるし、テーブルや床も散らかるので、内心は「私が食べさせた方がちゃんと食べれそうなのに…」と思いつつ、私はフォローに徹し娘のやりたいようにさせてみました。

中には手づかみではなくスプーンなどを持って食べたい!という赤ちゃんもいるでしょう。うまく食事をすくえないとしても、赤ちゃんの手持ち用スプーンを用意しておくと、芽生えたやる気を削ぐことなく食べさせてあげられるかもしれませんよ。

栄養は足りてる?と心配なパパママへ

離乳食を食べないことで、ちゃんと必要な栄養が摂れているのか心配になるパパママもいると思います。今は、食べることを覚えたり、食べ物への興味を育む時期。母乳やミルクでも栄養は摂れているので、食べムラがあってもそんなに気にしなくて大丈夫です。

ただ、食べない期間が長い、体重が増えない、といった場合は少し慎重になった方がよさそうです。自治体の保育課に相談して保健師さんからアドバイスをもらう、かかりつけ医に相談するといったことも考えてみましょう。

生後10ヶ月頃におすすめの離乳食

10ヶ月頃の赤ちゃんが食べやすく、簡単に作れる離乳食を3つ紹介します。なかなか離乳食を食べてくれない…というときにぜひ試してみてください。

鶏ひき肉と野菜の煮物

1つめは、鶏ひき肉と野菜の煮物です。

細かく切った野菜をたっぷり使います。野菜と鶏肉の旨みだけでも赤ちゃんにとっては十分おいしく感じる味ですが、ほんの少し塩を入れてあげるとおいしさがアップしますよ。

まとめて作って冷凍保存する場合は、ジッパー付きナイロンバッグに入れて平たくしてストックするのがおすすめ。必要な分を折って、温め直せばすぐに食べられます。

おかゆや軟飯と混ぜ合わせてももちろん大丈夫です。

【材料】作りやすい量
鶏ひき肉 50g
にんじん 30g
ブロッコリーの茎 30g
玉ねぎ 50g
水 100ccほど
水溶き片栗粉 適量

【作り方】
1.野菜は皮をむき、5~8㎜角に切る。
2.鍋に水と1の野菜を入れ火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にし、野菜が柔らかくなるまで煮る。
3.鶏ひき肉を加えてさらに煮る。もし途中で水分が少なくなったら適宜追加する。
4.火を止め、水溶き片栗粉を加えてよく混ぜてから再び火を付け、ひと煮立ちさせる。

ホットケーキミックスで作る野菜パン

2つめはホットケーキミックス&野菜ジュースで作れる簡単パンです。離乳食完了期以降の子供なら、おやつとしてもおすすめ。

今回はにんじんベースの野菜ジュースで作りましたが、緑の野菜やトマトジュースなどでも作れます。

10ヶ月頃の赤ちゃんなら、スティック状に切ってあげると食べやすいと思いますよ。残った分はラップに包んで冷凍しておけば、1週間ほどはおいしくいただけます。

【材料】17×8×6㎝ほどのパウンド型1台分
ホットケーキミックス 200g
野菜ジュース 150cc
卵 1個

【作り方】
1.ボウルに卵を割り入れ、溶きほぐす。
2.1にホットケーキミックス、野菜ジュースを加えてよく混ぜる。
3.パウンド型にクッキングシートを敷く。オーブンを180度にセットして予熱スタート。
4.パウンド型に2を流し入れ、予熱が完了したらオーブンへ。35~45分焼く。
5.焼き上がったらパウンド型から外し、クッキングシートをつけたままケーキクーラーに乗せて粗熱を取る。

具だくさんスープ

3つめは野菜とツナのスープです具だくさんスープです。

野菜はなんでもOK。赤ちゃんが好きな野菜をたくさん使ってあげてくださいね。

たくさん作って、味付けをする前に赤ちゃん用を取り置きし、残ったスープは大人用としてコンソメやソーセージを加えて仕上げても!パパやママと同じものを食べることで赤ちゃんも嬉しくなり、離乳食が進むかもしれません。

【材料】作りやすい量
お好みの野菜類 100g(今回はにんじん、玉ねぎ、かぼちゃ、セロリを使用)
ノンオイルツナ 1缶
水 200ccほど

【作り方】
1.野菜類は5~8㎜角に切る。
2.鍋に1と水を入れ、火にかける。ひと煮立ちしたら弱火にし、野菜が柔らかくなるまで煮る。
3.2にツナを入れる。途中、水分が少なくなってきたら適宜追加する。

せっかく作ったのに食べない…泣 イライラ対処法

離乳食を用意したのに食べないことが続くと、パパもママもイライラがたまってきますよね。そんなときの対処法をまとめました。

食べる量や回数にこだわらない!

離乳食の進め方には目安がありますが、それはあくまで目安です。絶対にその通り進めなくてはいけないわけではありません。

赤ちゃんが元気にすくすく育っていて、しっかり体重も増えているなら、離乳食後期のタイミングでも食事回数を2回にして様子をみても大丈夫。赤ちゃんの体調や気分によって、そのとき食べられる量も違うので、残したとしても「今はあんまりおなか空いてないのね」くらいの気持ちで接しましょう。

大人だって、日によって食べられる食事の量にムラがあるもの。まだ食事の習慣もできていない赤ちゃんならなおさらです。

「絶対にこの回数、この量を守らなくちゃ…」と気負わず、ゆったりとした気持ちで離乳食をあげてみてくださいね。

あげる人を変えてみる!

いつも離乳食をあげるのはママの役割?パパに役割?あげても食べない…という場合は、食べさせる人を変えてみて、赤ちゃんの気分転換をしてみるのも手です。

おじいちゃんやおばあちゃんが近くにいるなら、時々お任せしてみてはいかがでしょうか?大きなお兄ちゃんお姉ちゃんがいるなら、手伝ってもらっても!

同じ感覚で、いつも使っている食器を変えてみたり、食べさせる場所を変えてみてもいいと思います。スプーンの形が嫌だ、という場合もなきにしもあらずですよ。

レトルトも活用してみよう!

子供の成長のことを考えて手作りしたのに、食べ残されたらショックは大きいですよね。レトルトや瓶詰の離乳食など、今は市販のものも充実しています。「離乳食が進まない…」と悩んでいるなら、そうした市販品を試しに使ってみるのもおすすめです。

新しい食材や味に出会って、赤ちゃんの味覚が刺激され、積極的に食べてくれるようになるかもしれません。マンネリしがちな離乳食のレパートリーが増えて、パパやママにとっても新しい発見があるはずです!

食べさせることにこだわらず、食べる気持ちを伸ばしてあげよう

赤ちゃんの成長に合わせて離乳食を進め、食事からしっかり栄養を摂れるようになることも大事なのですが、離乳食を通して食事の楽しさを赤ちゃんに知ってもらうことも大切です。食べたい!という気持ちを伸ばして食事の習慣を作っていくためにも、離乳食の時間がパパママ含めて楽しいものになるといいですね。

全然食べない、せっかく作ったのに残された、ということがあるとパパママも悲しくなるもの。かといって、無理やり食べさせるのは絶対NGです。

赤ちゃんそれぞれで離乳食の進み具合は違いますし、あまり悩みすぎず赤ちゃんの成長を見守っていきましょうね。

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