チャイルドシートの着用義務対象の年齢を確認!実は免除例もあります!

チャイルドシートの着用義務対象の年齢を確認!実は免除例もあります!

最終更新日 2019-11-20 by smarby編集部

子どもと一緒に車でお出かけする時必要なのがチャイルドシート

チャイルドシートに乗せるまで泣きわめいてしまう子供に苦労するパパママも多いはず。「もういっそチャイルドシートから降ろして抱っこした方がまし!」と思ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。

でも、子どもをチャイルドシートから降ろして車に乗せるのは法律違反なのでは?という不安も同時に頭をよぎりますよね…。

実はチャイルドシート着用は義務ですが、その法律にも例外はあるようです。今回はチャイルドシートの法律についてわかりやすく解説していきたいと思います。

 

チャイルドシートの法律を知ろう!

勉強している子供たち
「子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートに座らせなければならない」というのはよく聞きますし、そうしなければならないということも頭ではわかっていますが、そもそもチャイルドシートについて法律ではどのように定められているのでしょうか?

チャイルドシートの着用に関しては、道路交通法の第4章「運転者及び使用者の義務」の第1節「運転者の義務」第71条の3(普通自動車等の運転者の遵守事項)の3に次のように記されています。

自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であって、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため幼児用補助装置を使用させることが療養上適当でない幼児を乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。

電子政府の総合窓口

難しい言葉で長々と書かれていますが、要するに「チャイルドシートを使わないなら幼児を車に乗せてはいけません!でも、仕方ない事情があるときは例外もありますよ」と言っています。

 

チャイルドシートの着用は義務?

でもこの法律、何だか大雑把すぎてかえってわかりにくいなと思いませんでしたか?この文章では、結局チャイルドシートの着用が義務付けられているとは捉えにくいような…。
しかし、チャイルドシートの使用はやはり「義務」なのです。

法律で「~してはいけない」と書かれていたら、「逆のことをしなければならない」という義務を示します。
そのため、上に挙げたチャイルドシートに関する法律に書かれている

「幼児用補助装置を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない」

という部分は、

「自動車に乗るときは幼児にチャイルドシートを使用させなければならない」

と読みかえるとわかりやすくなります。そうすれば、幼児をチャイルドシートに乗せて運転するということは、法律に定められた立派な義務と解釈できますね。

 

チャイルドシートは何歳から何歳まで義務?

ところで、法律に規定されている「幼児」とは何歳から何歳までの子どものことなのだろう?と疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか。

この「幼児」についても、しっかり法令で規定されています。
それは、道路交通法施行令の第2章「歩行者の通行方法」の第14条(目が見えない者、幼児、高齢者等の保護)第3項において定められています。

児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路又は踏切若しくはその附近の道路において、児童若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。

電子政府の総合窓口

この条文からもわかるように、幼児とは「6歳未満の者」を指していますので、0歳の赤ちゃんから6歳の誕生日を迎える直前までの満5歳の子ども=幼児ということがわかります。

でも、フニャフニャの0歳の赤ちゃんと体の大きな5歳が同じチャイルドシートを使えるはずもありませんから、体に合わせてチャイルドシートも買い替えなければなりません。中には、カスタマイズしていくことによって長く使えるチャイルドシートもあるようなので、長期的に使用する予定の方にはそちらがおすすめです。

▼チャイルドシート着用期間に関する詳しい記事はこちら▼
チャイルドシートはいつからいつまで必要?年齢別シートとは?

 

チャイルドシートを着けていないとどんな罰則がある?

無邪気な女の子
法律でも義務として定められているチャイルドシートの使用ですが、この法律を破ったらどうなってしまうのでしょうか?

もしあなたが公道を車で走っているときに子どもをチャイルドシートに乗せていないところを警察に発見されると、警察にサイレンを鳴らされながら追尾され、道路の端に車を止めるように促されることでしょう。

仕方がなく車を路肩に止めると、運転席の窓を警察官がコンコンとノック。
パトカーの後部座席に案内され、両脇を警察官に固められて長々とお説教されながら必要書類に名前、住所、電話番号その他を書かされ、

「幼児用補助装置使用義務違反」ということで1点減点されてしまいます。反則金はありませんし、1点くらいなら…と思う方もいるかもしれませんが、もしもピカピカのゴールド免許を持っていたら、この1点でゴールド免許に別れを告げなければならなくなってしまいます。

ゴールド免許ではなくなってしまうと、次の免許更新で長い講習を受けなければなりませんし、何よりもせっかく安くなっていた自動車保険の月々の支払金額が高くなってしまいます。月々の保険料に生活を圧迫されてしまうなんてこともあり得るかもしれません…。

 

チャイルドシート着用が免除されることがある?

チャイルドシートをしっかり占めている赤ちゃん
チャイルドシートに子どもを座らせるのは義務だとわかっていても、どうにもこうにも子どもをチャイルドシートに座らせておくのが難しい…なんて状況はよくありますよね。

特に赤ちゃんを抱えるママは大変。
できればチャイルドシートから降ろして、抱っこしてあやしたり授乳をしたいですよね。

チャイルドシートに子どもを座らせるのは義務だし、あんまり融通が利かないんだろうなと思っている方も多いと思いますが、思いのほか柔軟です。
チャイルドシートの着用が免除される例をご紹介していきたいと思います。

 

チャイルドシートをつけられる座席が無い車に乗る時

チャイルドシート着用の義務が免除されるケースについては、道路交通法施行令の第4章「運転者及び使用者の義務」の第26条の3の2(座席ベルト及び幼児用補助装置に係る義務の免除)の3に8つ示されています。
その筆頭に記されているのが以下の文言。

その構造上幼児用補助装置を固定して用いることができない座席において幼児を乗車させるとき(当該座席以外の座席において当該幼児に幼児用補助装置を使用させることができる場合を除く。)

チャイルドシートに関する法制度について 第1号 

つまり、幼児がチャイルドシートをつけられる座席が無い車に乗るときは、チャイルドシートを使わなくてもいいということです。
「チャイルドシートをつけられない車ってなんだ?」と疑問符に思った方もいるでしょう。

代表的なのが、幼稚園バスになります。幼稚園のバスはそもそも子どもの体に合わせた座席になっており、付いているシートベルトもチャイルドシートを固定するには不都合になります。
また、クラシックカーもチャイルドシートを取り付けられない場合があるようです。

現代の車のシートベルトのほとんどは3点式で、チャイルドシートもそれに合わせて作られていますから、もしも2点式シートベルトの車を使っているのであれば、チャイルドシートをしっかりと固定するのは難しいでしょう。
チャイルドシートを設置できる車かどうかは、チャイルドシートを売っているお店の人と相談したり、適合表を見たりして確認することをおすすめします。

ただし、後部座席にチャイルドシートを設置できないからチャイルドシートをつけなかったけれど、義務違反ということにされてしまったというケースがあります。

理由は、後部座席に設置するのは無理だったけれど、助手席には設置できたからです。運転席以外の全ての座席で設置が不可能であった場合のみ、チャイルドシートの使用が免除されるのでご注意ください。

 

 

幼児全員に着用すると車の定員数内の人数が乗車できなくなる時

運転者以外の座席の数以上の数の者を乗車させるため乗車させる幼児の数に等しい数の幼児用補助装置のすべてを固定して用いることができない場合において、当該固定して用いることができない幼児用補助装置の数の幼児を乗車させるとき(法第57条第1項本文の規定による乗車人員の制限を超えない場合に限る。)。

チャイルドシートに関する法制度について 第2号

2つ目のケースは、乗車する幼児全員をチャイルドシートに座らせると、本来車に乗れるはずの人も乗れなくなってしまうという場合です。

たとえば、定員が5人の乗用車にパパ、ママ、幼児3人で乗ろうとするとします。本来であれば運転席、助手席にそれぞれ1人ずつと、後部座席に2人が乗れるはずのこの車も、チャイルドシートを3つ載せると助手席も後部座席も全て占領されてしまい、大人1人と子供3人しか乗れなくなってしまいます。

これでは困ってしまうということで、幼児のうちの1人は大人の膝に乗ることが許されるのです。ただ、5人乗りの車に大人3人と子供3人という場合は、そもそもの定員をオーバーしてしまうのでお気をつけください。

 

 

病気や障がいのためにチャイルドシートに乗るのが難しい時

子どもが熱でぐったりしているときに、わざわざ体を起こす姿勢をとらせなければならないチャイルドシートに乗せるのは気が引けますよね。
そんなときにも、チャイルドシート着用の義務は次のように免除されています。

負傷又は障害のため幼児用補助装置を使用させることが療養上又は健康保持上適当でない幼児を乗車させるとき。

チャイルドシートに関する法制度について 第3号

普段の病気もそうですが、やはり重たい病気をかかえていたり、障がいがあったり、また、脚の骨を折るなどのけがをしたりしていてチャイルドシートに乗るのが難しい幼児はその着用を免除してもらえるのですね。

 

 

体格等の理由でチャイルドシートに幼児が座れない時

著しく肥満していることその他の身体の状態により適切に幼児用補助装置を使用させることができない幼児を乗車させるとき。

チャイルドシートに関する法制度について 第4号

幼児と言っても千差万別。
中には体が大きくて、市販のチャイルドシートを着用できないお子さんもいるでしょう。その場合についてもチャイルドシートの着用義務は免除されます。

ただし、チャイルドシートも小さな子ども用から大きな子ども用まで幅広く用意されていますから、安全のためにもお子さんに合ったチャイルドシートを探されることをおすすめします。

 

 

運転手以外の同乗者が幼児の世話をする時

泣きわめく赤ちゃんをどうにかしてあやしてあげたいと思うママは少なくないでしょう。チャイルドシートに乗せながらお腹のあたりをポンポンしても、なかなか泣き止んでくれず、おむつの様子を見たり授乳をしたいということがありますよね。そんなママのために、下記の配慮がなされているのです。

運転者以外の者が授乳その他の日常生活上の世話(幼児用補助装置を使用させたままでは行うことができないものに限る。)を行っている幼児を乗車させるとき。

チャイルドシートに関する法制度について 第5号

やはり、授乳やおむつ替えなど、チャイルドシートに乗せたままするのが難しい世話を運転手以外がする場合には、チャイルドシートの着用義務が免除されるようですね。

 

 

バスやタクシーなどに乗る時

バスに乗っている男の子
バスやタクシーに乗るときに、わざわざチャイルドシートを持って行くなんていう人はいませんよね。
バスやタクシーに乗るときもチャイルドシートの着用は免除されています。

道路運送法第三条第一号に掲げる一般旅客自動車運送事業の用に供される自動車の運転者が当該事業に係る旅客である幼児を乗車させるとき。

チャイルドシートに関する法制度について 第6号

バスやタクシーの会社でチャイルドシートを用意してくれたら…なんて思いますが、そもそも幼児がいつ何時、何人乗ってくるのかは予想できませんから難しいですよね。
そのような理由もあり、バスやタクシーでのチャイルドシート着用は免除されているようです。

 

 

市町村営の公共バスなどに乗る時

道路運送法第七十八条第二号又は第三号に掲げる場合に該当して人の運送の用に供される自動車(特定の者の需要に応じて運送の用に供されるものを除く。)の運転者が当該運送のため幼児を乗車させるとき。

チャイルドシートに関する法制度について 第7号

小さな町に住んでいると、町が管理している無料バスが走っていることがあります。そのような乗り物に乗る際にもチャイルドシートの着用は免除されます。

ただし、いつも決まった人数の幼児を乗せて走るバスなどの場合は、チャイルドシートの着用が義務付けられます。

 

 

緊急性が高い時

・幼児を急いで病院に連れて行く時
・迷子を警察に送り届ける時
・医療機関へ緊急に搬送する必要がある幼児を乗車させる時

上記のように幼児が病気や怪我をして、急いで病院に連れて行かなければならないという場合や、迷子の幼児を警察に連れていくというときにもチャイルドシートの着用義務は免除されます。

 

チャイルドシートで守れるのは法律だけじゃない!

チャイルドシートに座っている笑顔の赤ちゃん
免除規定もバッチリ完備されているチャイルドシートですが、チャイルドシートを着用することによって守られるのは法律だけではありません。
そもそもチャイルドシートの着用が義務づけられたのは、子どもたちの命を守るためなのです。

チャイルドシートの使用が法律で義務付けられたのは、2000年4月です。それまでチャイルドシートは存在していたものの、子どもを持つすべての人がそれを使っていたわけではなく、ほとんどの子どもは後部座席で抱っこされたり、車の中で自由に過ごしたりしていました。

ところが、チャイルドシートに座っていなかった幼児の多くが交通事故で命を落としているということが世間で注目され始めます。
こうしてチャイルドシートの重要性が注目され、義務化されるようになりました。

子どもが苦しそうだからとチャイルドシートのベルトを緩めていたら、事故の衝撃でチャイルドシートから投げ出され、フロントガラスを頭で突き破って亡くなってしまったという子どももいます。大切なわが子を守るためにも、ぜひ正しく安全にチャイルドシートを使ってあげてください。

 

最後に

羽を見つめる女の子
いくら運転が上手なあなたでも事故を起こす可能性は少なからずあるものです。
そして、その万が一の時に子どもの命を守ってくれるのがチャイルドシートです。

チャイルドシートを嫌がる子どもが泣き叫んでママパパが大変になることも多いですが、チャイルドシートに乗せずに運転するのは本当に危険です。
いくつか法律で定められた例外にあたる場合を除いては、必ず子どもをチャイルドシートに乗せてあげましょう。チャイルドシートは子どもの命と、家族の未来を守ってくれる強い味方ですから。

 

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