最終更新日 2019-03-26 by smarby編集部
授乳期ベビーを育てているママさん、「授乳ケープ」ってお持ちですか?
授乳ケープがあると、お出掛け時や人前で授乳しないといけなくなった時に、とっても助かりますよね。持っていることに越したことはないんですが、「授乳ケープ」を身の回りのもので代用してしまうママも、実はけっこういるんです。わざわざ買わなくても他のもので授乳ケープの代わりになるのは嬉しいですね!
そこで、今回は「授乳ケープ」の代用品としてよく使われているおくるみやストールなどのアイテムごとに、代用品を作るのに必要なもの・作り方・結び方などをご紹介。
さらに、実際に使い方も試した上で、その使い勝手についてもレポしたいと思います!
Contents
授乳ケープの必要性
「授乳ケープは必要か?」と聞かれたら、筆者(4歳男子のママ)は「なくてもなんとかなる。でもあったほうがいいに決まってる!」と答えます。
なぜかと言えば、筆者は「授乳ケープ」を持っていなかったから。基本的に外出時の授乳は、デパートや百貨店などにある「授乳室」を使用していたので、授乳ケープを使う機会はありませんでした。
ただ一度だけ、授乳室のないレストランで食事をしていた際に、息子に泣かれ、同席していたママ友に「授乳ケープ」を借りて席で授乳したという経験があります。
初めて使ったときは「おお、これが授乳ケープというものか!すっぽり隠れてるから周りの視線を気にしなくていいし、楽しい食事の最中にいちいち(授乳室の)場所を探したり、席を立たなくていいなんて、なんと便利だなんだ!」と感動した覚えがあります。
あと、一度だけ切実に「いま、授乳ケープがあったらよかったのに!」と思ったことがあります。それは乳飲み子の息子とふたりで、新幹線に乗って帰省していたときのこと。息子がぐずって泣き始めたのですが、さすがに公共の乗り物で授乳ケープなしの授乳は無理なので、帰省の大荷物と息子を抱え、遠くの多目的室(個室で授乳も可)までえっこらえっこら移動しました。非常に面倒くさく「授乳ケープさえ持っていたら、座ったままでよかったのに…」と心底思いました。
というわけで、実体験から「授乳ケープは持っていたら間違いなく便利です!」とお答えします。
よくお出掛けするママや、車やバス、電車・飛行機などの長距離移動などの際には必須アイテムかもしれませんね。
▼おすすめの授乳ケープはこちらの記事をチェック!▼
ママ必需品!おすすめ人気授乳ケープ13選【おしゃれ・便利・安心】
授乳ケープの代用品&必要な小物
「授乳ケープ」の必要性はおわかりいただけたでしょうか?
ここからは、「授乳ケープ」を身の回りにある「何」で代用するか?そして「どのように」使えばいいかをご紹介していきます。
ママたちに人気の授乳ケープ代用品はこの4つ
授乳ケープの代用品として、ママたちに高い頻度で用いられてるのが以下の4アイテム。
- おくるみ
- ストール
- バスタオル
- カーディガンやパーカー
1〜3までは大きめの布なので、なんとなく胸元に「かぶせて」使うイメージがつきますね。ストールやカーディガン・パーカーは、みんなどれか1枚は持っているだろうし、普段身につけているものなので、荷物にならない点もよさそうです。
代用するときのMUSTアイテム!?「ホルダークリップ」
「授乳ケープ」の代用品についてリサーチした結果、「コレあると便利だな」と思うアイテムにたどり着きました。
それがコレ。
■ホルダークリップ
「ホルダークリップ」とか「ベビーカークリップ」とか、「帽子クリップ」とか、いろんなクリップがたくさんあるんですが、紐(布やゴムのことも)の端と端にそれぞれクリップが付いているものであればOKです。
おくるみやストールなどを挟んで使うんですが、代用授乳ケープを使うママの所持率はかなりのものかなと思いました。
気になる詳細については、この後でご説明します!
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授乳ケープの代用に【おくるみ】を試してみた!
では、早速「おくるみ」を「授乳ケープ」として代用してみましょう!
筆者が自宅にあるものを使って、実際に試してみます。
おくるみ授乳ケープの作り方(結び方・留め方)、使用レポ
【用意したもの】
- モスリンコットンのおくるみ(120×120cm)
- ホルダークリップ(100円ショップの帽子クリップを使用)
【作り方】
とっても簡単です。おくるみを授乳ケープ代わりにするやり方は大きく2つ。
1、おくるみを自分の前面(胸元)にかかげて上辺の両端を首の後ろで結ぶ
もしくは
2、事前におくるみ上辺の真ん中あたりに「ホルダークリップ」を留めて、できた輪っかに首を通す!
↓イメージはこんな感じ。(こちらのホルダークリップ、とっても素敵ですね!)
【使用レポート】
■1の「結ぶ」やり方を試してみて。
おくるみの端と端を結ぶときは、端を重ねて一緒に「玉結び」にするやり方よりも、交差させてくるっと結ぶ「止め結び」という結び方のほうが良かったです。
というのも、玉結びだと首元がきゅっと締まりすぎて胸元の隙間がなくなり、赤ちゃんの顔が覗きこみにくくなってしまいました。
止め結びだと、首元がゆるむ(ゆとりがある)ので、赤ちゃんの様子が見えやすかったです。
■2の「ホルダークリップ」で留めるやり方を試してみて。
赤ちゃんの様子も見ることが出来るし、問題なさそうです。
ただし、「ホルダークリップ」の長さが重要だということが分かりました。
今回、全長37cmの「帽子クリップ」で試したのですが、頭を通す輪が小さくて頭がスムーズに通らない…。入るには入るんですが、髪の毛をおしゃれにセットしたときとかスタイリングが崩れちゃう心配が…。
ホルダークリップの長さが短い場合は、まず片方のクリップだけおくるみにつけておいて、もう一方は首のうしろを通してからおくるみを留めるやり方にしてください。
ホルダークリップの長さは最低でも「40cm以上」のものか、もしくは下の画像のようにゴムなどで「伸縮可」のものだと楽ちんだと思います。
ちなみにこちらは子供の紙エプロンを留める用のクリップだそうです。
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まとめますと、「おくるみ」は1の結ぶ方法も、2のクリップで留めるやり方も、どちらも問題なく「授乳ケープ」として使えました。見た目にも違和感がないし、透けたりしないか気になったのですが、それも大丈夫でした。
おくるみ授乳ケープの注意点
おくるみのサイズがひと回り小さくなる(例、70×70cm)と、「結ぶ」やり方は少々厳しいかも知れません。首まわりがきゅっとタイトになるので、赤ちゃんの様子を窺い知ることが難しそうです。
「ホルダークリップ」を使用する方法なら、赤ちゃんの様子を覗き込めますが、布全体の幅も狭くなっているので、横からのチラ見えには配慮が必要です。
おくるみを授乳ケープとして使用する場合、サイズは正方形でも長方形でも構いませんが、どちらか1辺が100cm以上はあったほうが安心です。
授乳ケープの代用に【ストール】を試してみた!
続いては、「ストール」を授乳ケープ代わりに使ってみたいと思います!
柄がおしゃれなストールを代用できたら、なんだかとってもファッショナブルな授乳ケープに仕上がりそう。さて、いかがなものか!
ストール授乳ケープの作り方(結び方・留め方)、使用レポ
【用意したもの】
- ストールA(80×80cm)
- ストールB(70×175cm)
- ホルダークリップ(100円ショップの帽子クリップを使用)
今回ストールは、「正方形タイプ」とマフラーのような「長方形タイプ」の2種類を試してみました。
【作り方】
A・Bどちらのストールも「おくるみ」授乳ケープと同じ作り方。結び方、留め方も同様。
1、ストールを自分の前面(胸元)にかかげて上辺の両端を首の後ろで結ぶ
もしくは
2、事前にストール上辺の真ん中あたりに「ホルダークリップ」を留めて、できた輪っかに首を通す!
【使用レポート】
<ストールA・80×80cm>
■1の「結ぶ」やり方を試してみて。
80×80cmと「おくるみ」よりもひと回り小さいサイズなので、「結ぶ」と首元がかなりタイトになってしまい、赤ちゃんの様子が見えません。
正直、このサイズのストールを「結ぶ」のはあまりおすすめしません。
代わりに「ヘアゴム」でしばってみたら、胸元に余裕が出て、赤ちゃんもいい感じに覆えたので、「ゴムで縛る」方が最適のようです。
■2の「ホルダークリップ」で留めるやり方を試してみて。
ホルダークリップの長さについては、「おくるみ」授乳ケープで考察したとおりなので割愛します。
「ホルダークリップ」で留めたストールケープの使い心地ですが、悪くなかったですよ!見た目もなんだかおしゃれで格好いい。
ただ、やっぱり1辺の長さが80cmだと、横からのチラ見えの不安が残ります。そして、胸元をたるませる生地のゆとりがないので、赤ちゃんの様子が見えにくい。80cmというのは、けっこうぎりぎりのサイズかもしれません。
<ストールB・70×175cm>
■1の「結ぶ」やり方を試してみて。
これ、すごいよかったです!
しっかりと赤ちゃんもママの上半身もくるめるので、横見えの心配もないし、胸元から赤ちゃんの様子も確認できます。筆者的にはかなり高ポイント!
ちょっとだけ作り方にコツと言うか、アドバイスがあったのでご確認を。
まず長い方の1辺を首の後ろで結びましたが、こちらは交差して結ぶ「止め結び」がベストです。そして175cmと長さがある分、そのままだと胸元が空きすぎているので、結び目をもって背中の方にストールを少し引っ張って、空きを調整してください。
■2の「ホルダークリップ」で留めるやり方を試してみて。
長方形タイプで長さがあるストールの場合、「ホルダークリップ」は不要です。
というのも、ホルダークリップで留めたとしても、横(幅)が長いので、結局ストールの端を後ろに流して結ぶなどしないと邪魔になるからです。
長いストールを代用する場合は、「結ぶ」のがベスト!
ストール授乳ケープの注意点
ストールのサイズに要注意です。正方形タイプなら最低でも1辺が80cm以上が望ましいです。
あとは、長方形タイプのストールは「結ぶ」のがベストですが、冬用の厚手のストールだと結べなかったり、結ぶのに布をとられてしまって窮屈になったりします。そんなときは「結ぶ」のではなく、洗濯バサミのような形状のクリップで留めてあげるといいですよ。
授乳ケープの代用品に【バスタオル】を試してみた!
どのご家庭にも1枚はあるはずの「バスタオル」が満を持して登場!
果たして「授乳ケープ」としての使い心地はどうなの?ぜひチェックを。
バスタオル授乳ケープの作り方(結び方・留め方)、使用レポ
【用意したもの】
- バスタオル(60×120cm)
- ホルダークリップ(100円ショップの帽子クリップを使用)
【作り方】
おくるみ授乳ケープとやり方は全く一緒。
1、バスタオルを自分の前面(胸元)にかかげて上辺の両端を首の後ろで結ぶ
もしくは
2、事前にバスタオル上辺の真ん中あたりに「ホルダークリップ」を留めて、できた輪っかに首を通す!
【使用レポート】
■1の「結ぶ」やり方を試してみて。
「む、結びにくい…」それが真っ先に思ったこと。おくるみやストールと違って厚手な分、結びにくさが気になったものの、結べてしまえば、使い心地はまあ悪くないです。(結ぶのが困難なときは、こちらもヘアゴムなどで縛ると◎)
長方形で長さが120cmもあるので、ぐるっと身体を覆う形状になり、横チラの心配もないし、胸元にもゆとりがあるので赤ちゃんの様子も確認できます!
■2の「ホルダークリップ」で留めるやり方を試してみて。
長方形ストール同様、ホルダークリップはなくてもよさそうです。理由は同じ。
バスタオル授乳ケープの注意点
特にないですが、しいて言うならば、デザインはかわいいものを!筆者は使い古したバスタオルで試したのですが、その着用姿がなんとも生活感がにじみでていて物悲しい感じ(それとも単にモデルが悪いのかしら…)。
ぜひお出掛けの際には、赤ちゃんらしい柄・モチーフや、元気な色使いのバスタオルをお使いくださいね。(バスタオルはちょっと荷物になるのが難点ですけどね。)
授乳ケープの代用品に【カーディガン】を試してみた!
カーディガンを「授乳ケープ」にできたら、余計な荷物は持たなくていいし、一石二鳥ですね!
カーディガン授乳ケープの作り方、使用レポ
【用意したもの】
- カーディガン
【作り方】
カーディガンを前後逆に着用する。
【使用レポート】
おくるみやストール、バスタオルの代用授乳ケープに比べると、胸元の空き、赤ちゃんが入るスペースが狭い点が気になりましたが、きちんと隠せていたので問題なさそうです。
複数のカーディガンを試してみたのですが、一番良かったのは「ドルマンスリーブ」で前を閉めないで「着流す」タイプのニットカーディガンでした。
カーディガン・パーカー授乳ケープの注意点
カーディガンのデザイン性が、授乳ケープとしての使い勝手に直接影響します。ぴったりしたデザインよりは、たっぷりとしたシルエットで着丈の長いもののほうが、赤ちゃんにふんわりかぶせてあげられて良いです。
ぴったりしたカーディガンは、赤ちゃんの様子をのぞき見しずらくて、首元をけっこう引っ張ったので、洋服にダメージを与えるかも知れません…。
パパのカーディガンやパーカーを借りるのもいいかもしれないです!
授乳ケープの代用品、筆者的ベストは「おくるみ」、次点が「長方形ストール」!
いかがでしたか?身近なもので作れる「授乳ケープ」情報、お役に立ちそうでしょうか?
筆者のおすすめは「おくるみ」。「長方形ストール」も利便性がかなりの魅力だったものの、「おくるみ」のほうが赤ちゃんにとってはやさしい肌触り(素材)、そして普段から使っていて安心感があるのでは?と思ったからです。
授乳ケープの代用アイテムについて紹介しましたが、もちろん市販の「授乳ケープ」の購入を検討するのもありです。授乳に特化している分、使いやすく手間がいらないのが最高です。
どちらにしても、ママが使いやすく、赤ちゃんに負担がないものが一番ですので、ぜひいろいろと試してみてくださいね。
いつでも素敵な授乳タイムが過ごせますように♪
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