地震や豪雨、火事など、有事の際に身を守るための防災頭巾。特に幼児の場合は周囲に気を配ることが難しいため、被災時に備えて防災頭巾を用意しておいた方が安心です。
被災時に持ち出す袋の中に一つ入れておけば、周囲が危険な状態でも大切な頭を守ることができるでしょう。
もちろん、自宅用以外で防災頭巾が必要な場合もあります。地域によっては幼稚園、保育園で防災頭巾を各自用意するよう求められることもあるからです。
園で準備しているなら心配ないですが、入園準備で防災頭巾が必要になると、どんな商品を買えばいいのか迷うこともありますよね?
この記事では、防災頭巾選びのポイントと、特におすすめの商品7つをご紹介します。
- 幼児用防災頭巾の特徴
- 防災頭巾はサイズ選びが重要!
- 防災頭巾にも種類がある
- 幼児向け防災頭巾に関する安全性の実験
- 防災頭巾を選ぶ時にこだわりたい6つのポイント
- 洗濯できるかどうかを見ておく
- 抗菌加工などがついているものがおすすめ!
- 保管しやすいサイズを選択する
- 性能が証明されているものを選ぶ
- 重さや防災頭巾以外の活用方法にも注目する
- 子どもが喜ぶ柄がおすすめ!
- 幼稚園・保育園で使える、おすすめ防災頭巾
- レースとメリーゴーランド柄で可愛い防災頭巾
- 小学校まで使える柄付き防災頭巾
- チェック柄防災頭巾
- キャラクター柄付き防災頭巾
- パステルブルー&パステルピンクの防災頭巾
- 小さいお子さん向けSサイズ防災頭巾
- 防災協会認定の防災頭巾
- 子どもの個性に合った商品を選ぼう!
幼児用防災頭巾の特徴
幼児向け防災頭巾は、大人向けとサイズが違います。子どもに合ったサイズを選べば、避難時に脱げてしまったり、視界を妨げたりということがありません。
小さな赤ちゃんから幼児、小学校~中学校の子ども向けなど色々あるので、年齢に合わせたものを選ぶようにしましょう。
また、目立ちやすいレッドやイエローなどのカラーや、子どもが喜ぶパステルカラー、キャラクター柄の商品も多くリリースされています。
防災頭巾を購入する時は、子どもと一緒に探すのもおすすめ。避難するときの心得を話し合うことができます。
またいざというとき、”お母さんと一緒に選んだお気に入りの柄の頭巾”があれば、非常時でも安心感が生まれるかもしれませんね。
防災頭巾はサイズ選びが重要!
幼児向けの防災頭巾のサイズは、縦30cm~45cm、横24cm~28cm程度のものが主流です。大きすぎても小さすぎても使いにくいため、子どもの頭の大きさや成長に合わせたサイズを選びましょう。
幼児は成長が早く、服などはすぐにサイズアウトするので、「少し大きめのものを…」と意識している方は少なくないはず。
しかし防災頭巾に関しては、大事なときにズレてしまうと意味がありませんので、しっかりとサイズを確認しましょう!
防災頭巾にも種類がある
防災頭巾には、頭だけを守る四角いタイプと、少し長めで肩まで覆える長方形タイプなど種類があります。
また、耳に穴が開いたものや、座布団カバーなどとセットにしたものなど種類は豊富です。
生地の素材も違いがあり、外側なら綿やアルミ、中の詰め物は綿やウレタン、ポリエステルなどがあります。
ズレ防止にあご紐がついているもの、幼稚園や保育園などで使うために椅子かけゴムがついているものなど、使い道に合わせた商品も選ぶことができます。
幼児向け防災頭巾に関する安全性の実験
2010年、国民生活センターにおいて子供用の防災頭巾に関するテストが行われました。日本防災協会の認定品と、認定されていないものをランダムに選び、性能のチェックを行っています。
ここでは耐火性と耐衝撃性のチェックが行われており、商品ごとのテスト結果も公表されています。
結果として、認定品は燃えにくさのテストで、洗濯した後でもすべての商品が燃え尽きてしまうことはありませんでした。
また衝撃に対するテストでも、認定品の方が衝撃吸収しやすい製品が多くなっています。
被災時のことを考えると、認定品を選ぶ方が安全性が高いといえますね。
防災頭巾を選ぶ時にこだわりたい6つのポイント
防災頭巾を選ぶ時に、気をつけたいポイントがあります。その中でも特に、幼児用の防災頭巾を選ぶ場合についてまとめました。
洗濯できるかどうかを見ておく
幼稚園や保育園に持っていって日常的に使う場合、洗濯できるかどうかは重要ですよね。防災頭巾をしょっちゅう買い替えるのも経済的ではないので、洗濯表示があるか調べておきましょう。
洗濯できる場合でも手洗いで陰干ししなければいけないものも多いため、ちょっと手間はかかってしまうかもしれません。
それでも、度々洗濯が必要になるものではないので、幼稚園や保育園に通っている間だけ使うなら洗濯できるものがおすすめです。
抗菌加工などがついているものがおすすめ!
何らかの災害が起こり防災頭巾の出番になると、しばらく防災頭巾を使い続けることも考えられます。
そんなときに防災頭巾が汚れてしまっても、避難場所で水が充分に使えない状況であれば、洗濯をすることができません。
このことから、ニオイの防止や菌の繁殖を抑えてくれる抗菌加工を施しているタイプがおすすめです。
避難時は災害だけでなく、避難後の感染症も怖いもの。少しでも感染症のリスクを防ぐため、清潔に気を配ることは重要ですね。
保管しやすいサイズを選択する
頭を守るためのコンパクトサイズなら、避難袋に入れておく時も幼児が通園する時も便利です。肩まである長めのタイプは大きくなってからも使えて経済的ですが、場合によっては邪魔になることもあるでしょう。
災害時に持ち運べるアイテムは限られており、あまりにも多くなると体力を消耗します。
このことから、袋の中に入れておいても邪魔にならないサイズのものがおすすめといえるでしょう。
住んでいる地域に起こりやすい災害や幼児に合っているかを合わせてチェックし、ちょうど良いものを選びたいですね。
性能が証明されているものを選ぶ
防災頭巾は頭への衝撃を防いでくれるものですが、商品によってどのくらいの衝撃に耐えられるかが違います。
そのため、なるべく性能がはっきりしているものを選んだ方が安心できます。防災頭巾の性能は日本防災協会が定めており、衝撃への耐久度と燃えにくさをテストをしています。
協会が認定しているものを選べば、万が一のときにも安心度が変わってきますね。一定の耐久度や不燃性を持ったものの方がおすすめです。
また、日本防災協会ではなく、似た名前で「日本防炎協会」の認定品もあります。防炎協会でも衝撃性のテストをしていますが、こちらの機関では燃えにくさを重視しています。
このように、性能の面で商品を選ぶこともポイントです。
重さや防災頭巾以外の活用方法にも注目する
幼稚園や保育園では普段、防災頭巾を座布団代わりに使うこともあります。これから幼稚園、保育園に通い始めるお子さんがいる家庭なら、事前にどんな目的で使うのか確認しておくことも大切です。
普段は座布団代わりに使っているのに、クッション性が悪いと子どもも使いにくいですよね。置いておくだけなら被災時の安全性を重視して選んだ方が良いですが、他の使い方をするようなら幼児向けの可愛いキャラクターグッズや動物柄なども検討してみましょう。
そして被災時に使用する場合は、防災頭巾の重さにも気を配っておきましょう。長く被ったままになるかもしれませんし、首や肩に負担がかかると子どもも疲れてしまいます。
子どもが喜ぶ柄がおすすめ!
突然の災害などで防災頭巾を使うことになった時、普段から親しんでいるキャラクターものなら幼児も安心してくれます。また帽子嫌いのお子さんでも、喜んで被ってくれるかもしれません。
被災時のストレスケアも考えて、子どもが好きなキャラや可愛い柄などを選ぶこともおすすめです。
幼稚園・保育園で使える、おすすめ防災頭巾
ここまでご紹介してきたポイントを踏まえたうえでおすすめの、幼児用防災頭巾をご紹介します。お子さんが気に入るアイテムがあると良いですね!
レースとメリーゴーランド柄で可愛い防災頭巾
日本で作られているので安心して使えます。女の子も喜ぶ可愛い柄で、椅子用のゴムもついているため日常的に使いやすいアイテム。
生地は綿100%で肌に優しく、耳には穴が開いているので被災時に被っても安全を確保できます。名前を書くタグもついていますよ。
カラフルキャンディスタイルの防災頭巾は柄がたくさんあるので、女の子も男の子も気に入る商品が見つかりますよ!
小学校まで使える柄付き防災頭巾
幼稚園や保育園の入園~小学校まで使えるサイズです。
柄も5種類から選べ、目立つデザインなので、入園準備で防災頭巾を探している方にもおすすめです。
名前タグがあるため、他の園児との区別もつけやすくなっています。
チェック柄防災頭巾
目立つ赤のカラーで、普段は座布団の代わりにも使えるタイプです。
ふかふかで耳穴付き、ネームタグ有と必要な条件も満たしています。
ネームタグが詳細で、住所や名前、連絡先、血液型など、被災時に必要な内容を記入しておけます。
キャラクター柄付き防災頭巾
ピンク、イエロー、ブルーの3色で、可愛いキャラクターものの頭巾です。
幼児でも楽しく防災頭巾を使えて、手洗い洗濯もできるので幼稚園や保育園に持っていくアイテムとしてもおすすめです。
パステルブルー&パステルピンクの防災頭巾
日本製で日本防炎協会認定品です。2色のカラーから選べるので、性別を問わず使いやすいことが特徴。
やわらかい色合いで被災時もリラックスでき、ちょっと大きめなので幼稚園や保育園を卒園してからも使えますよ。
小さいお子さん向けSサイズ防災頭巾
ふんわり軽い色合いのブルー、ピンク、イエローから選択できます。Sサイズで小さめなので幼児でも使いやすく、避難袋に入れておいても邪魔になりません。
あご部分はゴムがついていて、ずれにくくなっています。
また日本防炎協会の認定を受けていて、燃えにくい素材を使っていることもポイント。なるべくコンパクトなアイテムが欲しい方にぴったりです。
防災協会認定の防災頭巾
衝撃への耐久性も重視する方には、防災協会が認定している商品がおすすめです。
ナカバヤシの笛付き防災頭巾は、つばもついていて顔周りをしっかりガードしてくれます。
また重さも282gと軽めで持ち運びしやすいので、被災時にも負担がありません。
子どもの個性に合った商品を選ぼう!
ご紹介したように、防災頭巾の種類はさまざま!
使い道、子どもの個性、ライフスタイルによって、ちょうど良いアイテムは変わります。いざというとき、「あって良かった!」と思える商品に出会えるといいですね!
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