最終更新日 2019-05-13 by smarby編集部
お宮参りは赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を願う大切な行事です。しかし、初めてのお子さんの場合、お父さんやお母さんも初めてだらけでわからないことも多いのではないでしょうか?
お宮参りでは初穂料、祈祷料、玉串料などの費用が必要になります。そのお金は誰が負担するのか、相場はいくらなのか、など人には聞きにくいお宮参りのお金に関する疑問を一気に解決します!
Contents
お宮参りの初穂料とは?
初穂料とは?
お宮参りでは神社で祈祷やお祓いを受けて、祝詞をあげてもらう場合、神社への謝礼として「初穂料(はつほりょう)」を納めます。その際、謝礼として渡すお金の表書きには「御初穂料」という名称を用いましょう。
昔から神様に祈りを捧げる儀式の際には、農作物が供物として奉納されてきました。初穂とはその年に初めて取れた農作物のことです。主に米や穀物をさす言葉でしたが、野菜や果物など農作物全般をいうようになったのです。
子供の祝い事では、お宮参りの他に七五三でも謝礼として初穂料が用いられるので覚えておくといいですね。
※初穂料はお祓いを受け、祝詞をあげてもらうときに納める金銭なので、参拝のみの場合は必要ありません。
初穂料と玉串料の違いは?
初穂料のほかに、「玉串料(たまぐしりょう)」というものがあるのをご存じでしょうか?
玉串とは榊の枝に紙垂という紙を付けたもののことをさし、神社で参拝者や神職が神前に捧げるもののことです。
初穂料と同じく、玉串の代わりに玉串料として神社に金銭を納めます。こちらも金銭を納める際は、表書きに「御玉串料」という名称を用いましょう。
初穂料の相場は?
初穂料の相場は、神社によっては規定の料金が決められているところもあります。そのため事前に神社へ電話などで確認しておくと安心です。
また、金額が定められていない神社の場合、一般的な金額相場は5,000~10,000円くらいになります。
初穂料は誰が負担するもの?
一番悩むのは初穂料は誰が負担するか?ですよね。
初穂料のお支払いは明確な決まりはないので誰がお金を払っても問題はありません。
しかし、古くからの風習では母方がお宮参りのお召し物を用意して、父方が初穂料などお金を用意するといった地域も多いです。
その場合、お召し物や初穂料はお願いをして、お宮参り後のお食事会などの費用を赤ちゃんの両親たちが負担する家庭が多いようですね。
初穂料には新札を用意する?
初穂料など神社へ納めるお金は新札(ピン札)でなければいけない、と耳に挟んだことはないでしょうか?
しかし実際のところは、必ず新札で納めなければならないということもありません。多少なら折れ目が入っていてもかまいませんが、汚れてたりあまりにもよれているものなどは避けましょう。
気持ち的にも、お宮参りで赤ちゃんの成長を願うという意味で新札の方が、気持ちが引き締まり清々しく祈祷をお祈りできると思います。
初穂料、のし袋はどう書く?お札の向きは?
最近では大きな神社などでは受付で必要事項を記入し、現金を直接支払うかたちが多くなりましたが、本来は初穂料はのし袋に入れて神社へ納めるのが正しいマナーです。
のし袋(中袋)の書き方
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表書きの上段には、「御初穂料」と書くのが一般的です。
下段には、祈祷してもらう赤ちゃん本人の名前をフルネームで書きます。(赤ちゃんの名前の読みが難しい場合は、ふりがなをふっておくのも大切です。)
また、中袋には包んだ金額を記入し、裏面には住所と赤ちゃんのフルネームを記入しましょう。
正しいお札の向きは?
中袋にお金を納める際、お札の正しい向きがあるのをご存じですか?お札の向きは人物が印刷されている表面を上にし、人物部分が上にくるように中袋に納めましょう。
必ずしもというわけではありませんが、赤ちゃんの成長をお祈りする行事なので正しいマナーで準備をしたいですよね。
素敵な思い出に残るお宮参りを
赤ちゃんが産まれて初めての晴れ舞台「お宮参り」。初穂料や服装、初めてのパパやママにはわからないことがたくさんあると思います。
当日に慌ててしまわないよう、しっかりと事前に確認し素敵なお宮参りを迎えてくださいね。
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