最終更新日 2019-04-12 by smarby編集部
身近な人が赤ちゃんを出産したら、お祝いの気持ちとして《出産祝い》を贈ります。おめでたいことなので金額や相場は失礼のないように贈りたいものですが、兄弟や友人が出産した場合にはどれくらいの金額の出産祝いが相場なのでしょうか?
お祝いを包む《水引》にも、出産祝いにふさわしい選び方・書き方があります。選び方を間違えてしまうと別の意味にとらえられる場合もあるので、失礼のないようにしたいですよね!
出産祝いの《間柄別の金額の相場》と、《正しい水引の選び方・書き方》をマスターして、自信を持ってお祝いを渡しましょう!
Contents
【立場別解説】おめでたい出産祝い!金額の相場はこれくらい!
まずは立場別で変わる、出産祝いの相場を知りましょう。自分からみて相手が兄弟なのか友人なのかによって、金額の相場は変わります。
相手が兄や姉・弟や妹かによっても金額の相場は変わりますから、出産祝いを贈る前に知っておきましょう。
渡す相手が兄弟(身内)の場合
まずは渡す相手が兄弟(身内)の場合からみていきましょう。
相手との立場でも、出産祝いの相場は変化します。自分から見た相手の立場別の金額は以下のとおりです。
- 兄夫婦・姉夫婦 1万円~3万円
- 弟夫婦・妹夫婦 2万円~3万円
基本的に、年上の兄弟姉妹よりも年下の兄弟姉妹には多めの金額が相場となっています。相手との年齢差によって金額を決めても良いですし、先に出産祝いを頂いたことがある場合は、相手が気をつかわないように同額で贈るのも良いでしょう。
出産した赤ちゃんが一人目の場合は上記の金額で問題ありませんが、出産祝いを贈るのは一人目だけではありません。
赤ちゃんが二人目以降の場合は、一人目の金額と同額にするのが礼儀!双子なら、相場の1.5倍から2倍の金額が相場だと考えてくださいね。
渡す相手が友人の場合
友人の場合はお互いに気をつかうので、兄弟姉妹よりも低めの相場となっています。普段の間柄なども考慮して贈ると、失礼のない出産祝いとなりますよ。
友人の出産祝いの金額の相場は、3千円~5千円くらいがベスト。あまり高額すぎると相手も恐縮してしまうので、間柄や合う頻度に合わせて上記の金額内で贈りましょう。
二人目以降や双子の場合は兄弟姉妹と同様に贈ります。先に出産祝いを頂いたことがある人は相手の金額に合わせて贈ると、失礼のない出産祝いを贈ることができますよ。
友人関係は身内ではないぶん、金額が多すぎても少なすぎても失礼に。金額は相場内に収めるようにしてくださいね。
お金は”新札”を用意!
お祝いごとに包むお金は、必ず新札を用意しましょう。これは『出産祝いのためにお金を用意していました』という手間をかけた喜びの気持ちを表しています。
新札は銀行や郵便局で両替してくれますから、出産祝いを贈ることになったら早めに銀行に行って準備しておいてくださいね。
出産祝いで使用する《祝儀袋》と名前の《書き方》
出産祝いの相場がわかったら、祝儀袋を選びましょう。祝儀袋の水引は結び方にも意味があります。選び方を間違えると悪い意味になってしまう場合がありますから、事前に出産祝いにふさわしい祝儀袋を選ぶことが大切です!
出産祝いの水引は”蝶結び”!
出産祝いには、蝶結びの水引を選びます。蝶結びは何度も結び直すことができることから”お祝いごとを繰り返す”という意味があります。
赤ちゃんが産まれるお祝いは、何度されても良いものですよね。蝶結びの水引にはそんな意味が込められているんですよ。
名前の書き方
祝儀袋の名前にも書き方のマナーがあります。
まず名前を書く場合には、”黒の筆ペン”を用意してください。ボールペンや油性ペン、色の薄い筆ペンは避けてくださいね!そして、行書で丁寧に書きます。
つづけ字や楷書などは避けましょう。
まずはお祝いの内容を中央より上部に書きます。お祝いの場合、4文字は死文字と語呂合わせができてしまうため避けてください。(「出産祝い」ではなく、「ご出産」ならOK)
”御祝”は祝い事に幅広く使われていて、失礼にもなりません。
送り主の名前は、お祝い名よりも少し小さめに。フルネームでなく苗字だけでかまいません。夫婦連名で贈る場合は、フルネームで夫の名前を中央に、妻の名前を左側に記入します。
中包みの書き方
お札を包む中包みには、表面に”金〇〇圓”と旧字体で記入します。(例:一万円→壱萬円)漢数字の旧字体は以下を参考にしてください。
- 一 壱
- 二 弐
- 三 参
- 五 五または伍
- 七 七
- 八 八
- 十 拾
(縁起が良くないとされている四・六・九が入った金額は避けるのが一般的です)
裏面には、郵便番号を含む住所・氏名を記入します。
お金を入れるときのマナー
お札を入れる向きは、中包みの表面から人物の肖像画が見えるように入れてください。
そして最後に祝儀袋に入れますが、祝儀袋のたたみ方は折り返し部分の下側が上にくるようにたたみます。これをまちがえるとお悔みの意味になってしまい、縁起が悪いです!
最後まで確認をしながら、間違いのないようにしたいですね。
出産祝いはいつ渡すのがベスト?
お祝いは用意したけれど、出産祝いを渡す時期はいつなのか気になりますよね。まずは母子ともに健康に出産をして、退院されたかどうかを確認してください。場合によっては通常よりも長く入院している可能性や、健康状態が思わしくない場合があります。
出産祝いを渡すために訪問する場合は、出産の2~3週間後の、母子の退院後に自宅に伺って渡すことが一番です。産後入院中にも渡すことができますが、入院中は新生児のお世話や授乳をはじめ、栄養指導や沐浴指導などがあり、結構忙しいんですよね。
入院中、ママの休める時間は束の間。親しい人の訪問はとても嬉しいのですが、産後すぐは、休めるときに休ませてあげるのも心づかいのひとつです。自宅でゆっくりと赤ちゃんを見てもらうほうがママにも喜ばれます。
このため、退院して落ち着いた2~3週間がベターなのです。
自宅訪問で気をつけたいこと
自宅を訪問する際には、訪問時に石鹸で手を洗いましょう。細かいかもしれませんが、ママと新生児の感染症予防のためにも協力してあげてくださいね。
また、幼児は連れていかないようにしてください。赤ちゃんに触る・走り回るなどの行為は危険ですし、大きな声で寝ているところを起こしてしまってはママが大変です。
静かで清潔な環境を保つ訪問を心がけましょう。
出産祝いを「現金」か「お祝いの品」で迷ったら
出産祝いには、現金のほかにも品物で贈ることができます。現金は直接的なイメージがありますし、品物は好みが分かれるのが選ぶのに迷ってしまうことも。現金かお祝いの品で迷ったら、お互いのメリットを考えてみましょう。
現金のメリット
- 好みを考える必要がなく相手の用途に合った使い方ができる。
- 金額が分かるので内祝いの相場に迷いにくい。
お祝いの品のメリット
- 相手の喜びそうなものを選ぶ楽しさがある。
- 宅配便で送りやすい。
- 贈る側と贈られる側両方に品物の思い入れができる。
- 名前が分かれば名入れギフトも贈ることができる。
このように、どちらにも良い面があります。相手の好みが分かっている場合や遠方の場合は品物を、好みのものが分からない場合や好きな使い方をしてほしい場合には現金を贈るのがおすすめです。
出産祝いの金額やマナーを知ってお祝いの気持ちを伝えよう
出産祝いをひとつ贈るにも、金額の相場やマナーがあります。細かいことが多くてなかなか覚えられないものですが、だからこそ失礼のないように事前に知っておくことが大切。正しい贈り方をするとお互いが気持ちよくお祝いすることができますね。
赤ちゃんが生まれて新しい家族ができることはとても喜ばしいことです。出産祝いの金額・相場はもちろん、祝儀袋の包み方や訪問マナーまでに気をつかい、お互いの思い出に残る出産祝いにしてくださいね。
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